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ISー電王の名を継ぐ者
VS代表候補生編
TIME3 自己紹介と代表候補生
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く、その名は織斑千冬。織斑一夏の姉にして、世界最強のIS操縦者の称号『ブリュンヒルデ』の名を持つ、まさしく世界最強の女性だ。

これは別に誇れる事では無いだろうが、俺の姉さんの数少ない友達の一人でもある。

パァン!

また、叩かれてる。
ぶっちゃけ超痛そうだ。

「誰が三国志の英雄か、馬鹿者」

「あ、織斑先生、もう会議は終わられたんですか?」

「ああ、山田君。クラスへの挨拶を押し付けてすまなかったな」?

そして、千冬さん……もとい織斑先生は

「諸君、私が担任の織斑千冬だ。君たち新人を一年で使い物にすることが仕事だ」

その台詞の直後に響く黄色い歓声

流石、千冬さん。女子には大人気だな。
でも、そろそろ男の一人くらい作るべきだと思うのは俺だけか?

「何か失礼な事を考えなかったか野上?」

「めっ……滅相もない!」

忘れてた、この人は第六感がデフォだと思うくらい勘がいいんだった。

「まぁいい。次の自己紹介はお前だ、野上」

「は…はい!え〜、野上涼河です。趣味は読書、特技は色々あるけど、敷いて言えば料理です。これから一年宜しく」

この自己紹介なら殴られはしないだろ。

「織斑、あれが自己紹介という物だ」

「あぁ……」

そんな静かになる様な自己紹介だったか今の?


まぁ、そこから淡々と自己紹介は終わり……

「諸君らにはこれからISの基礎知識を半月で覚えてもらう……その後実習だが、基本動作は半月で体に染み込ませろ。いいか、いいなら返事をしろ。よくなくても返事をしろ、私の言葉には返事をしろ」

『はい!』

暴君だ……!!





休み時間、この教室は出入り不能のシェルターと化していた。

教室の外はあらゆる学年の人(もちろん女子)が押し寄せてきている。
どうせ面白半分にここじゃ珍しい男を見に来ただけの野次だろうが……。

まぁ、本でも読むかな。

「なぁ、ちょっといいか野上」

「ん?」

振り向くといたのはこの学園にいるもう1人の男である織斑一夏だった。

「何か用か?」

「いや、ここにいる数少ない男同士仲良くしようと思ってさ……」

「そういうことなら、涼河でいいぞ。そのかわり俺も一夏って呼ばせて貰うからな」

「おう、よろしくな涼河」

爽やかな笑顔だな〜おい。こいつはモテるな。

「あぁ、よろしくな一夏」

と、簡単な挨拶をした所で1人の少女がやってきた。

「ちょっといいか?」

「箒?」

その彼女はさっきの自己紹介で剣道が得意だと言っていた篠ノ之箒だった。

「済まない野上。一夏を借りてもいいか?」

「あぁ、どうぞご自由に」

一夏はその
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