準最高神 神殺し
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のような力を手に入れたのか。
「あははははっ!無様本当に無様!!神を陥れる所か私が死に掛けてるじゃない!あははははははははっ!!爆笑物よ!!何が神殺しよ!でも見ててよ恭介君!!私は神に対してここまで立ち回れたんだよ!見ててくれた?!でも待ってて!絶対貴方を殺した神を、絶対に引き摺り落として見せるから!!」
「…っ」
巨人は強く、銃口を千夏の眉間に押し付けた。覚悟せよと言える行動だった。だが…
「(俺は…俺は…殺すのか…?彼女を……俺を心から愛してくれた彼女を俺は撃つのか?俺のせいで人生を歪めた彼女を撃つのか?!)」
巨人は揺れる、彼女を撃つべきなのか否か。彼女は被害者だ、加害者ではない。信じていた神、最高神であるエクナに愛していた相手を殺され人生を狂わされ、神を憎んだ。それは当然とも言える。
「(だがこれは最高神からの厳命、俺はそれに逆らえない…!神である以上逆らえないんだ!ならここで撃つしかない!!)」
巨人は彼女を撃とうとする。準最高神である彼は最高神に逆らう事は出来ない。最高神の命令である以上彼に拒否権は無い。なら撃つべきだ、神である限り。此処で撃たなければどうなる、自分の子供達にも危害が及ぶ可能性がある。
「(俺は…俺は…俺はぁぁああ!!!!)」
ダァンッ!!!低い音が空間に響いた。それと同時に倒れる影が一つ…。
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