準最高神 神殺し
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。千夏はチェーンガンで巻き上がる煙に紛れて姿を隠す。あまりにチェーンガンを連射したせいで煙は濃く、千夏の姿を補足出来ない。否補足したくないのかもしれない。
溢れる感情のままにチェーンガンを連射している。全く狙いを付けずに撃っている。が、そんな巨人に煙の中から千夏が迫りくる。サーベルが振り抜かれ、胴を斬った。巨人はそのまま膝をつき、怯む。千夏は自分が付けた傷目掛けてライフルを打ち込む、ライフルを撃ち終わると立て続けにサーベルで切りかかる。
「はぁぁああっ!!」
「っ!!」
サーベルが胸へと迫る、胸へと到達する寸前で千夏を腕を弾いて反し、サーベルは頭部の頬を掠める。その時、巨人が左手で千夏を殴った、鉄の拳、骨を軋ませ、肉を震わせ、千夏を吹き飛ばした。千夏は血を吐いた。しかし、千夏の神殺しの力なのか、吹っ飛ばされながらも上手く衝撃を殺しながら体勢を整えた、しかし千夏が体勢を整えると同時に後ろから巨人の刀の一閃が襲い掛かった。千夏は素早く身体を沈ませて紙一重で避けてライフルの引き金を引いて反撃を図るが、頭部への弾は、最低限、僅かに頭を動かすだけで避けられてしまい失敗に終わる。
「ああぁあああああ!!!」
巨人はそのまま蹴り上げるように千夏を足蹴りし、クレイモアを放った。千夏は神殺しの力を全開しライフルからマシンガンの如く弾を連射しクレイモアに立ち向かった。が、それでもクレイモアを全て打ち落とす事は不可能。ある程度は打ち落とせた物の数発が自分を掠めて、衝撃が襲う。千夏は崩れるように地面に落ち、必死に立ち上がるが、神は止まる事が無く、頭部の角が赤く発光し、千夏へ突き刺さった。
「ぐぅぅう!!」
が千夏は力で限界までライフルの構造を強化して盾として耐えていた。しかし、盾は熱によって解けるアイスのようにドロリと融けていく。千夏は渾身の力でライフルを押し出して巨人の力の方向を反らした。ライフルさえ失ったが自分は無事だった。が、
「っ!?」
しかし次の瞬間には左手で千夏の胸元を掴み、そのまま地面に叩き伏せた。地面は大きくへこみ、亀裂が走る。千夏は圧迫される痛みと強く抑えられる力に耐えながらサーベルを振るおうとするが足でサーベルを踏み砕かれ、そのまま千夏を放り投げた。
「がっぐぐうっ!!」
痛みによる声を吐き出しながら千夏は立ち上がろうとするが、目の前には巨人が自分に銃口を顔の前で構えながら鎮座していた。
「………畜生、神を殺すだけの力を持っていたとしてもそれを使うのが人間だったら宝の持ち腐れだって言うの?じゃあ何、何で私はこんな力を手に入れたのよ」
千夏は言った、自分が勝てない、そして死ぬ事を悟って神殺しの力を得た事を呪った。最初から勝てない。人間の身では神殺しの力は手に余る物。なら何故こ
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