準最高神 神殺し
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を引き出した。巨人はそれを見て、腰に刺している日本刀を引き抜いた。
「行くわよッ!!」
千夏はそう言うが早いが巨人に向かって疾風の如く駆けていき、サーベルが巨人の頭へと振り下ろした、巨人はそれを右手のバンカーで受け流し、左手のチェーンガンで千夏を狙う。千夏はそれに素早く反応し、斜線上から退避し、巨人の頭部にライフルで狙った。巨人は発射される寸前にライフルを弾きコースを変えさせた為、弾は肩を掠める。
「(っ!!!千夏!!)」
巨人は千夏を振り払い、チェーンガンで千夏を牽制する様に千夏との距離をとる。千夏はバックステップで巨人との距離をとりながら片手でライフルを構えて、神殺しの力を使う。神殺しの弾丸をライフル内で生成してそのまま発射した。弾は空気を弾くように進むが巨人はそれを刀で真っ二つに両断する。両断した弾は巨人の背後で爆発する。
「…無駄だ…」
巨人は戦いを始めてから初めて声を上げた。その声に乗っている感情は悲しさと苦しみだった。それは誰が聴いても解る物だった。だが距離がある千夏には聞こえない、力で更に強い弾を生成しようとしている。だが巨人はそれを止めようとしない。無駄だと解っているからだ。
「無駄なんだ…千夏…、お前には俺を、殺せない…。でも俺はお前を…」
巨人は顔を上げた。緑色の瞳からは、流れてない筈の涙が流れていた。
「お前をっ!!!うわぁああああああああああああ!!!!!!!!!」
激情を吐露したような巨人の叫び、巨人は一気にバーニアを噴射し千夏へと向かっていく。千夏はそれを見てニヤリと笑って再び頭部を狙ってライフルの引き金を引く。ズガァン!!先程より強い発砲音、重々しい戦艦の砲撃を思わせる音だった。それは巨人の頭部へと直撃し、足が止まり、身体が大きく反れる。巨人は踏ん張り頭を振るって前を見るが、そこには誰もいない。が、影が自分に重なり、上を見ると、大量にグレネードをばら撒く千夏が見えた。
「そんな物ぉおおお!!クレイモアァァアア!!!」
肩のハッチが開放され、そこから紅い粒子の弾幕が張られる。クレイモアはばら撒かれたグレネードを寸分違わず破壊していく、だが破壊した事で爆発と煙で視界が利かなくなる。
「くっ…!?」
巨人が警戒しようとするが前を向くと千夏が自分の頭部にライフルを押し当てながら笑っていた。眉間に弾が打ち込まれた。次の瞬間、眉間に弾が打ち込まれ、零距離で戦艦並みの射撃を受けた巨人はそのまま後ろへと倒れこみ動こうとしなかった。
「うわぁ…うわぁぁああ…あああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」
巨人は、叫び声をあげながらバーニアを噴射し、滑るように移動して立ち上がり千夏を見た。そしてチェーンガンを連射しながら接近して行く
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