暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep16旅立ち〜Take a good journey〜
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ために、私は、この最も優れた道を選びたいのです」

「アカン・・・そんなん理解できひんよ! やっと、やっとリインフォースは救われたんよ・・・。それやのに、こんなんあんまりや!」

「私は居なくなるわけではありません。体は失いますが、この魂と、皆を守るという意志は、主はやての魔導と騎士たちの魂に残るのですから」

「リインフォース! わたしは――っあ?」

リインフォースのところへと行こうと車椅子を進めるんやけど、何かに引っ掛かって車椅子ごと転倒してしまった。

「「はやて!」」

シャルちゃんとルシリオン君がわたしを抱え起こしてくれた。わたしは2人に感謝の目を向けてから、リインフォースに向き直る。

「これからやんか。全部、これからやんか・・・。わたしが、今度こそみんなが笑っていられるように、みんなを幸せに思ってくれるようにしてあげなアカンのに・・・!」

「・・・はやて」

シャルちゃんが強く手を握ってくれる。リインフォースはゆっくりとわたしのところへと歩いてきた。わたしの前で片膝をついて、そっとわたしの頬に手を添えてくれた。わたしがリインフォースにしてあげたように。

「主はやて。私はもう大丈夫です。なにせ私は、この広い世界で最も幸福な魔導書なのですから」

リインフォースの綺麗な微笑み。解かってしもうた。リインフォースはもう・・・止まらへん、止められへん。

「主はやて、1つお願いがあります。私は消えて、無力な欠片へと変わるでしょう。“祝福の風リインフォース”。その名は、その欠片にではなく、いずれ主はやてが手にするであろう魔導の器に贈って頂きたいのです。よろしければ、その願いを果たしてもらいたく思います。駄々っ子で分からず屋な私の最後の願いですが・・・叶えて頂けますでしょうか」

「リイン・・・、うん・・・リインフォース・・・。きっと、わたしは・・・」

「ありがとうございます、主はやて。きっと私の魂は、その者に宿ります。・・・フライハイト、セインテスト。お前たちもありがとう。主はやてとの別れの時間を与えてくれたこと、心より感謝する」

「いつまでもはやてを見守ってあげて」

「ああ」

“リインフォース”を受け継ぐ子。それがリインフォースの願いなら、わたしは・・・。リインフォースが魔法陣の中央に戻っていった。これで本当にお別れになるんや。

「これで私は心置きなく、笑って旅立って逝ける。主はやて、守護騎士たち、そして心優しき勇者たち・・・ありがとう・・・・」

リインフォースは最後にとても綺麗な笑顔で、その長い長い旅路を終えた。天に上る光の先、その空から何かがゆっくりと降ってきた。わたしはシャルちゃんとルシル君に支えてもらいながら、それをしっかりと手にする。

「リイン・
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