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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep14聖夜に降り立つ夜天の王〜Hayate〜
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†††Sideなのは†††
“夜天の書”さんの動きが突然ぎこちないものになったと思っていたら、予想だにしていなかったことが起きた。
『えっと、外に居る管理局の方、でええんかな? わ、わたしは、八神はやてって言いますっ。その、そこに居る子の保護者とゆうか――あっ、夜天の書のマスターですっ。あの、わたしの話を聞いてもらえませんかっ!』
信じられないことに“夜天の書”さんから、念話を通してはやてちゃんの声が聞こえた。私もシャルちゃんも驚きながらも「はやて!?」「はやてちゃん!?」の名前を2人して呼ぶ。
『うえっ? なのはちゃんとシャルちゃんなんっ?』
「本当本当! まぁ正式な局員じゃなくて候補生って感じで、分からず屋な夜天の書と戦ってる!」
シャルちゃんがすごく嬉しそうな笑顔を浮かべる。今の私もそう。良かった。本当に良かったよ。はやてちゃん、逃げずにちゃんと立ち向かう道を選んでくれたんだ。嬉し過ぎて泣いちゃうほどだけど、今はそんな場合じゃない。
「はやてちゃん、大丈夫?」
『おおきにな、なのはちゃん。わたしはもう大丈夫や。なのはちゃん、シャルちゃん。ホンマにごめんなんやけど、ウチの子を止めてくれるか? えっとな――』
はやてちゃんが言うには、えっと・・・私とシャルちゃんがいま戦ってるのは自動で動く防御プログラム。その防衛プログラムを“夜天の書”の本体から切り離したんだけど、防御プログラムが動いている限り、“夜天の書”を完全にコントロール出来ないからどうすることも出来ない・・・と。あう〜、難しい話だから少し頭が混乱してきたかも。
「シャルちゃん、どうすればいいのかな・・・?」
「よく聞いて、なのは。どんな方法でもいいから、夜天の書を魔力ダメージでぶっ飛ばすの。もちろん一切の手加減をせずに、全力全開で。そうすれば・・・」
「はやてちゃんを助けることが出来る!」
「もちろんフェイトだって救出できる! 私の魔法タイプからして向いていないから、なのはがやることになる。私はサポートに回ることになるけど・・・」
「大丈夫。サポートお願いね、シャルちゃん」
「任せて!っと、大体これで合ってるよね、ユーノ?」
『えっ? あ、うん、それで合ってるよ。はやてちゃんとフェイトの為に、手加減なしでやっちゃって!』
「ん、任せて! これで迷いなく全開で行けるよ!」
やることはさっきまでと変わらないけど、やるべきこととその結果がハッキリしたことでやる気が出てきた。“レイジングハート”をギュッと握りしめて、「私とレイジングハートに掛かってる。力を貸してね」そう言うと、“レイジングハート”は、もちろんです、って言ってくれた。
「よし! そうと決まれば・・・っと、触手が邪魔か。なのは。私
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