暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep14聖夜に降り立つ夜天の王〜Hayate〜
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に行ってたの? 体もそうだけど、魔力炉(システム)大丈夫なわけ?』

リンクを通してルシルの心配をする。ルシルの精神世界に常時展開されている4つの創世結界。創世結界を現実に展開するより、対象を取り込む方が確かに負担が少ないだろうけど、それでもかなり負担が掛かってるはずだ。

『問題ない。君の方も疲労が見えるけど大丈夫なのか?』

そりゃあもう苦労したよ。“夜天の書”ってすんごい防御力を誇ってたもん。攻撃は全く通らないわ、同キャラ対戦を再現されるわ、ルシルの複製技は馬鹿威力だわ、それ以前に人の話を全然聞こうとしない超絶駄々っ子だわ。

『まぁまぁ大丈夫。ルシルよりかは絶対マシ』

そんな弱音を吐いてる場合じゃない。2人して笑みを浮かべているものだから、なのは達は不思議がっていた。

†††Sideシャルロッテ⇒ルシリオン†††

クロノが合流するのを、暴走開始の起点という黒き澱みを見守りながら待機していると、黒い澱みの近くにあった光の球体が一際輝いた。みんながその閃光から目を覆う中、俺はしっかりと見た。守護騎士たちがあの球体を護るかのように現れたのを。

「ヴィータちゃん!」

「「シグナム!」」

光が収まり、シャル達も守護騎士たちの姿を確認したようだ。嬉しそうな声を上げている。

「我ら、夜天の主の下に集いし騎士」

「主在る限り、我らの魂尽きることなし」

「この身に命ある限り、我らは御身の下に在り」

「我らが主、夜天の王、八神はやての名の下に」

四柱の騎士がそう告げた。己の存在は、自らが敬い慕う主はやての為だけに、と。光の球体が砕け、十字杖を手にしたはやてが現れる。

「夜天の光よ、我が手に集え! 祝福の風・リインフォース、セーットアップ!」

彼女は十字杖を掲げて告げる。その身に騎士甲冑を纏った彼女の姿は、立派な騎士の1人だった。俺は少し離れていたために聞き取れないが、彼女と騎士たちは少し話をしていて、ヴィータがはやてへと勢いよく抱きついた。
今のヴィータは外見相応に泣いて、何度もはやての名前を呼んでいるのが微かに聞こえる。その家族の再会を見ていたシャルとフェイトとなのはが、彼女たちの足下に展開されている魔法陣へと降り立った。俺はそうせず、少し近付いただけにしておく。はやてとは初対面だからな。水を差したくない。

「なのはちゃん、フェイトちゃん、シャルちゃん、今さらやけどホンマにごめんな。家の子たちがいろいろ迷惑かけてもうて。わたしに免じて許してもらえるとええんやけど・・・」

はやての謝罪に対し、それぞれ気にしないように言うシャルとフェイトとなのは。3人の返事を聞いたはやては、ゆっくりと俺へと視線を移す。その目は何か言いたそうなものだったので、俺も魔法陣へと降り立つ
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