暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep14聖夜に降り立つ夜天の王〜Hayate〜
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が触手を抑えるから、判ってるよね!」
“夜天の書”さんを守るように海上から伸びた触手が数本。シャルちゃんは私の返事を聞かずにそれに向かって行って、全て斬り捨てた。
「了解だよ、シャルちゃん! エクセリオンバスター、バレル展開! 中距離砲撃モード!」
≪All right. Barrel shot≫
“レイジングハート”から桜色の翼が現れる。まずは“夜天の書”さんを押さえて、照準と弾道を安定させるためのバレルショットを放つ。“夜天の書”さんから離れたシャルちゃんの横を通過して、バレルショットが直撃する。衝撃波が命中したことで、目には見えないけどちゃんとそこにあるバインドが“夜天の書”さんをガッチリと拘束した。
「しつこい!」
――
風牙真空刃
(
レーレ
)
――
「これ以上は!」
――ストラグルバインド――
「好きにさせないよ!」
――チェーンバインド――
それでもなお“夜天の書”さんを守るように現れる触手を、シャルちゃんや合流したユーノ君とアルフさんが分担して対処してくれている。そのおかげで私は何の心配もなく砲撃に専念できる。
「エクセリオンバスター、フォースバースト! ブレイク・・・シューーーーット!」
†††Sideなのは⇒はやて†††
なのはちゃん達に外に出ている子を任せたから大丈夫なはず。なら今わたしに出来ることをせぇへんとな。
「夜天の主の名において、汝に新たな名を贈る。強く支えるもの、幸運の追い風、祝福のエール、“リインフォース”」
ずっと悲しい時を過ごしてきた目の前に居る彼女に新しい名前を与える。もう“闇の書”とか呪われた魔導書なんて呼ばせへん。これで少しは主らしいことが出来たかな?
(そやったら嬉しいな)
目の前に広がる何も見えへんかった闇の世界が、光に満ち溢れた世界へと変わった。なのはちゃん達が防御プログラムの子をどうにかしてくれたみたいや。
「新名称・リインフォースを認識しました。これより管理者権限の使用が可能になります。ですが、切り離された防御プログラムの暴走を止めることが出来ませんでした。切り離されことにより管理という楔から放たれた莫大な力はやはり・・・」
「う〜ん、暴走する、か。まぁそれはわたしらがなんとかせなアカンよな」
わたしの前に新たな名前を得た魔導書“リインフォース”が現れる。
「行こか、リインフォース。終わらせるよ、かなしい旅路を」
「はい、我が主。あなたと共に」
“リインフォース”を抱えて、わたしは現実へと戻る。“闇の書”の永きに亘る辛く悲しい旅路を終わらせて、“夜天の書リインフォース”の新しい旅路を始めるために。
†††Sideはやて⇒フェイト†††
アリシアと別れた私
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