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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
短編 あるお盆の物語 オマケ
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そう言って三人の布団を剥ぎ取り、それでも起きる気配がないので、三人に少し呪力を流し込む。
「うにゃ!?」
「すぅ・・・」
「今、何か変な感じが・・・」
そして、二人ほど起きたので、匁はまず二人を起こす方向で話を進める。
「殺女は何故起きん・・・とりあえず、二人とも服装を整えろ。一輝が朝食を作って待っている。」
「一輝、さん・・・?」
「なんで一輝がここにです?」
「打ち上げの際に私達はアルコール濃度の高い酒を飲んだらしい。で、酔いつぶれた私達をわざわざ自分の家に運んでくれたのだ。」
「打ち上げ・・・」
「一輝・・・」
そして、二人は同時に首をかしげ、同時にボッ、と顔を赤くした。
「へ、みゃ、にゃ、みゅ〜・・・」
「え、あ、その・・・一輝は、そっち、に・・・?」
「当然だろう。先ほどもいったが、ここは一輝の家なんだぞ?」
「「・・・無理。」」
「は?」
「「無理・・・恥ずかしくて一輝の前に出て行けない・・・」」
二人は同時に言って、同時に頭から布団にもぐりこんだ。
「今更何を言っているんだ・・・確かに私も、寝顔を一輝に見られたことは恥ずかしい・・・恥ずかしくてたまらないが、」
「いえ・・・そうではないんです・・・」
「昨日、酔っ払った私達が何をしたのか思い出したです・・・」
「・・・ちなみに、三人は何を・・・?」
匁はそこで、三人が酔っ払っている間に何をしていたのか、全て説明を受け、
「それは・・・まあ、災難だったな・・・」
「一人だけ被害なしみたいに言うですけど・・・」
「匁さん・・・寝ちゃってからずっと、一樹さんの膝枕で・・・」
「・・・・・・」
匁はたっぷり十秒間固まり、先ほどの二人の比ではない勢いで顔を赤くした。
「え、あ、そ・・・なんでーー!?」
「グハッ!ちょ、何!?襲撃!!?」
そして、そのままつい頭に当てていた拳を振り下ろしてしまい、それが殺女の腹に当たる。
「私、そんなこと・・・で、でも、それはそれで役得な気も・・・」
「お、なんでか分からないけど、もんめんがギャップ萌えモードだ!レアだよレア!」
「ええっと、これはですね・・・」
「・・・・・・・・・・・・@*{+?%&#W*$%!!?」
経緯を聞き、打ち上げの際のことを思い出した殺女は、今までの三人の比ではないレベルで顔を赤くした。
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「お、おはよう。三人とも起きたか。ありがとな、匁。」
「「「「(コクコク)」」」」
一輝はどうにか声をかけるが、四人とも下を向きながら頷くだけで、一言も喋ろうとしない。
一輝からは見えないが、顔もものすごく真っ赤になっている。
「あー・・・二
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