暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep13進むか立ち止まるか〜Decide according to your heart〜
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(ここは・・・? なんだろうここ、なにか・・・)
空気がどこか懐かしい。と、「すぅすぅ・・・」私の横から小さな寝息が聞こえた。そちらへと顔を向ける。そこに居たのは、「え?」信じられなくて、そう漏らした。だって私と一緒に寝ていたのは、私と同じ金色の髪をした女の子。
(アリシア・・・?)
見間違いじゃない。どこをどう見ても間違いなく、アリシア、だった。それに私とアリシアの間には、子犬の姿のアルフまで居た。混乱は一気にピークに達して、何が起きているのかを確認したくて周囲を見渡してみる。そこでようやくここがどこなのかが判った。
「ここは・・・(時の庭園・・・なの?)」
間違いない。この部屋、私が使っていた部屋だもん。どうしてこの部屋に居るのか混乱していたから、「なに!?」扉がノックされた音に驚いてしまう。返事せずにいると扉の向こうから、とても懐かしく大切な人の声が聞こえた。
「フェイト、アリシア、アルフ。朝ですよ」
するとその声に反応して、「う、ん・・・」唸りながら起き上がるアリシア。アリシアは私を見て、「おはよう、フェイト♪」ってそう挨拶してきてくれたけど、言葉が出てこない。
「みんなー、ちゃんと起きてますか?」
「寝坊は許さないぞ、アリシア、フェイト、アルフ」
そう言いながら部屋へと入ってきたのはリニスとルシルだった。ルシルはカーテンを開けて、リニスはアリシアとアルフに夜更かしの追求をしている。それにつまらなさそうに答えたアリシアとアルフ。
「アリシア。あなたはお姉さんなんですよ? フェイトを見習って、早寝早起きを心がけてください」
「姉としての威厳が急落中だぞ」
「むぅ、そんなことないもん。フェイトとルシルがおかしいんだよ、早起きなんて普通できないもん」
「いやいや、普通できるものだぞ、アリシア。ちゃんと夜深ししないで、良い子に早寝すればな」
「あールシル、生意気ぃ。わたしの方がお姉ちゃんなんだぞ」
「だったらお姉ちゃんらしく、俺とフェイトに見本を見せてくれ」
「リニスぅ、弟がお姉ちゃんを苛めてくるよ〜?」
「ルシルの方が正しいですから助けません」
「そんな〜」
アリシアはむくれた顔をして、ルシルとちょっとした押し問答。それを見たリニスとアルフは微笑んだ。ルシルに頭を撫でられて気持ち良さそうに目を細めるアリシア。どうしてこういう状況になっているのかまったく理解できない。
「あの・・・リニス?」
「はい? どうかしましたか? フェイト」
声も見た目も雰囲気もリニスそのものだ。だけど本当のリニスはもういない。今度はアリシアへと声を掛けてみる。
「アリシア?」
「ん? どうしたの、フェイト」
するとアリシアは不
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