スーパーロボット大戦OG外伝
0475話
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療出来るのか?」
スレイのその質問に、胸の下で手を組んで小さく首を傾げるレモン。
思わずその大きく盛り上がった胸に視線を向けるが……意志の力を総動員して何とか視線を逸らす。
そんな俺を悪戯っぽい笑みを浮かべながら見ていたレモンだったが、やがてスレイの方へと視線を向ける。
「確かにこのホワイトスターにあるエアロゲイターの高度な施設と、Wシリーズを作り出した私の知識があれば大抵の病気は治療可能よ。ただ、どんな病気なのか教えて貰わないとさすがに手の打ちようがないけど」
「それなら今頃、ミツコに調べて貰っている。そう遠くないうちに判明するだろうさ」
そう言った途端、レモンが笑みを浮かべて俺の方へと視線を向けてくる。
ただしその笑みは先程の悪戯っぽいような笑みではなく、どちらかと言えばニヤリとした笑みだ。
「へぇ、ミツコ……ねぇ。いつの間にローズとそんなに親しくなったのかしら?」
「……言っておくが、別にやましい所はないぞ。今更コードネームのローズと呼ぶのも、あるいはイスルギと呼ぶのも目立ちそうだから名前で呼んでるだけだ。向こうも俺の事はアクセルと呼んでいるしな」
「まぁ、いいわ。それは後であっちの世界に行ったら本人に聞くから。それよりもスレイ、私の研究室に案内するからいらっしゃい。そこに治療器具に使える物は置かれているから。……あぁ、そう言えば今はそこで数人程別の治療を受けている子達がいるけど、その辺の話は聞いてる?」
エレカの運転席へと乗り込み、スレイを手招きしながらレモンが尋ねる。
「その件についてはここに来る前に聞いている。何でも遺伝子の治療と薬物の治療だとか何とか」
「そ。ならいいわ」
小さく頷き、スレイが助手席に乗ったのを確認したレモンはエアカーを発進させる。
「って、おいちょっと待て。俺は置いてけぼりか!」
「アクセルには悪いけど、ここからは女同士の話よ。悪いけど遠慮して頂戴。ああ、コーネリアとマリューにはアクセルが帰ってきたって連絡が行ってるから。今日は家に泊まっていきなさい」
「お、おい。いいのか!?」
俺を置いていくというのに何やら驚いた表情をしているスレイを乗せたまま、レモンの操るエアカーは研究室の方へと向かっていく。
溜息を吐きながらそれを見送った俺は、量産型Wにエアカーを持ってくるように指示をして……10人程の量産型Wを引き連れてこちらへと向かって来ている技術班の男に気が付いた。先程通信に出ていた男だ。
「隊長、向こうに送るのは10人程度でいいですか?」
「その程度で問題無い。何しろ山奥の人気の無い場所にゲートを設置したからな。そうそう侵入者は来ないだろう」
「分かりました」
技術班の男はリュケイオスを操作して、量産型WをスパロボOG
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