スーパーロボット大戦OG外伝
0475話
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を1人連れて行くから、レモンを呼び出しておいてくれ」
そう告げ、未だに訳が分からない状態になっているスレイを呼び寄せてゲートスシステムの転移装置を起動させる。
「あ、それがその、レモン様は魔法球の方に……」
「あー……じゃあ誰か中に入れて知らせてやってくれ。一応今回の件はレモンがいないと話が進まないからな。あぁ、それとこっちの警備をする為に量産型Wも数を揃えておくようにな」
「分かりました。では、隊長が戻るのをお待ちしています」
技術班の男がそう言って通信が切れる。そして同時に転移フィールドが生成され、スレイと俺を包み込み……次の瞬間には俺達の姿はホワイトスターに存在していた。
見えるのは限りなく広い空間である、ホワイトスターの転移区画。周囲を素早く見渡し、スレイが口を開く。
「アクセル・アルマー……ここは?」
「俺達の本拠地だ。……では、改めて。ようこそシャドウミラーの本拠地、ホワイトスターへ。スレイ・プレスティ、俺はお前を歓迎する」
「……何?」
最初、何を言われたのか分からなかったのだろう。数秒程動きを止めて、俺の言葉を反芻し……やがて驚愕に目を見開く。
「ホワイトスターだと!? 馬鹿な!?」
「言っただろう? 俺達はエアロゲイターの技術も吸収していると。どこからその技術を得たと思っているんだ?」
「それがホワイトスター?」
「ああ。お前も短期間とは言ってもノイエDCに所属していたのなら知ってるんじゃないのか? L5戦役の後半に現れたインビジブルマンという存在を」
「それは知っているが……待て。お前の今の口調から言うと……」
「ああ。L5戦役の時にこのホワイトスターを入手した。あっちの世界でもホワイトスターの突然の消滅は有名だっただろう?」
「いや、だから! コロニー並の大きさを持つというホワイトスターをどうやって手に入れたと言うんだ!」
いつも冷静なスレイらしくないその様子に、思わず笑みを浮かべて空間倉庫を展開。中から冷えた紅茶の入っているペットボトルを取り出す。
「ほら」
放り投げられたそのペットボトルを受け取り、未だ展開したままの空間倉庫と俺を見比べるスレイ。
「まさか……それか!?」
「正解。これは俺の持っている特殊能力の1つで空間倉庫と言う能力だ。名前通りにどこかの異空間を倉庫のようにして使える。そして空間倉庫の容量についてはまだしっかりと確認した訳じゃないが、少なくても俺達が今いるホワイトスター程度なら収納可能な訳だ」
「馬鹿な……信じられん。……いや、待て。ここがホワイトスターだというのは取りあえず納得するとしよう。だが、ホワイトスター程の巨大建造物があれば連邦軍に嫌でも見つかる筈だぞ。だが未だにそういう騒ぎは起きていない。これはどうなってい
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