暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep12神器統べる王の世界〜Creation of the world〜
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れない。
『フェイト! なのは! シャル!』
『3人とも大丈夫!?』
アルフとユーノから念話が入る。余裕のないなのはとフェイトの代わりに私が対応する。
『私たちは何とか耐えてる! だけど結界内にアリサとすずかが取り残されていたの! そっちで何とか出来ない!?』
そう告げると、今度はエイミィから連絡が入った。
『ごめん! その魔法とその余波が治まるまでダメなのっ、もう少しだけ耐えて!』
それもそうか。こんな中で転送なんて出来るわけがない。今なお続く一撃のみでなのはとフェイトは辛そうにしている。あといくつの砲撃が放たれるか判らないけど、これ以上なのは達に負担は掛けられない。
(
魔力炉破綻
(
バースト
)
覚悟でキルシュブリューテの能力を完全解放するか、それともこのままこの方法で耐えるか・・・どうする?)
“
魔力炉破綻
(
バースト
)
”を起こすのはかなり痛いけど、これからの魔力波には対処できる。そのかわり最低でも3ヵ月は確実に魔力行使は出来なくなるだろうけど。ここでようやく一撃目の魔力波が途切れた。だけど最悪なことに、1度あることは2度、2度あることは3度あるというように、近くに3発続けて着弾した。
「うっそっ! また来る! なのは! フェイト!」
「「う、うんっ」」
これは結構まずい状況だ。なのはとフェイトの顔からは疲労が見える。
「・・・やっぱり待って2人とも。やっぱり私だけでいい。なのはとフェイトは、この後に待ってる闇の書との戦いに備えて魔力を温存して」
「シャルちゃん!?」
「だ、ダメだよシャル!」
2人が止めてくるけど、そんな余裕はない。あと20秒とせずに魔力波が到達する。もう迷っている時間はない。
「目醒め――」
「とおっ!」
「え!?」
いきなり目の前に現れたのは、生前に見たことのある少女。
「シュタッと華麗に♪ みんなのアイドル、フェンリル推・参?」
ピースサインを決めてそこに降り立ったのは、大戦時に色々な意味で有名だった、ルシルの正真正銘の使い魔だった駄犬(いや駄狼か)こと“フェンリル”だった。
†††Sideシャルロッテ⇒ルシリオン†††
俺は立ち上がり、“夜天の書”が召喚した“異界英雄エインヘリヤル”・魔人フラウロスとの戦いに戻る。フラウロスはフェンリルの行き先を少しばかり眺めた後、再び俺へと視線を戻しニコリと笑った。
「信頼を受けていますね。ああいう娘は大事にしなければ罰が当りますよ?」
「は、はは、大事に・・・か。あの子を独りで、数千年以上も待たせている俺には出来ない相談だな」
今なお続いている砲撃の衝撃が、俺とフラウロスの長髪を揺らす。しばらくの膠着状態。そして最後の1発が着弾したの
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