暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep12神器統べる王の世界〜Creation of the world〜
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消え去った。

†††Sideルシリオン⇒シャルロッテ†††

ルシルが私と入れ代わるようにしてズェピアへと突撃したのを確認してから、私はなのは達の元へと向かった。なのはとフェイトの魔力反応を頼りに空を飛んでいると、ようやく2人を見つけた。見つけたんだけど、2人の側にはさらに人が居る。

「・・・うそ、アリサ!? すずか!?」

一体だれ?と思って近付いて行くと、なんとそこに居たのは信じられないことにアリサとすずかだった。

「シャル・・・ちゃん?」

「ちょっと! あんたもどういうことよこれ!?」

すずかの戸惑いの声と、アリサの大声が静まり返っている街に響く。なのはとフェイトも完全に戸惑っている感じだ。

「えっと・・・映画の撮影?」

紛れもなく大嘘な言い訳。もちろんそんなものが通じるわけもなく、アリサが「そんなわけないでしょ!?」怒鳴る。1発でバレた。これは本当のことを説明するしかないかも。だけど今はそんなことをしている時間がない。とここで、“闇の書”からずいぶんと離れているというのに、その彼女の静かな声が私たちに届いた。


「――即ち公正たる断罪の閃光、コード・・・バルドル」


その瞬間、遠くで大きく輝いていた球体から何発もの砲撃が“下方”にのみ放たれた。その光景に「な、なんで!?」私は驚愕。あの魔術バルドルは無差別的に全方位へ放たれる砲撃のはず。信じられないことに彼女はどうやら“下方にのみ放たれる”ようにしたみたい。

「(どれだけ器用なわけ!?)なのは、フェイト! 防御!」

「「うんっ!」」

――ディフェンサー・プラス――

フェイトがアリサとすずかにドーム状のバリアを張る。私となのはとフェイトの3人は、バリアの3方に立って陣形を組み、どこから魔力波が襲い掛かってきても対処できるようにしておく。今思えば無差別なのが幸いした。放たれた砲撃のほとんどが私たちからかなり離れた場所に着弾して、大きいドーム状の魔力波を生み出し続けている。だけどやっぱりそう上手いことは続かず、こっちにも最初の一撃が来た。

「来た!」

≪Wide Area Protection≫

≪Round Shield≫

真楯(ハイリヒ・フライハイト)!」

それぞれが障壁を張って、今から私たちに襲い掛かるであろう莫大な魔力波を待つ。まずは第一波が私たちの元へと到達した。

「うっぐ・・・!」

「なんて・・・強い・・くぅぅ・・・!」

なのはとフェイトがあまりの威力に呻き声を上げる。私は魔術(真楯は魔法に変換できないからね)による最高の障壁のため、それほどの衝撃は感じられない。だけどやっぱり最高の守り。1度使っただけで、かなりの魔力を消費した。もってあの2発くらいかもし
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