暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep11悪夢の幕開け〜Tragedy〜
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れもこれも卑怯って言えるくらいにデタラメなんだもん。

「なのは、もしそうならルシルの魔術が使われる前に・・・!」

「うん、なんとしても闇の書さんを止めないと・・・!」

私の火力とフェイトちゃんの速度で必ず止める。止めてみせる。フェイトちゃんは“闇の書”さんを翻弄するように空を翔ける。

「バルディッシュ!」

≪Haken Saber≫

「はぁぁぁぁーーーっ!」

「ゼーリッシュ・ヴィーダーシュタント」

≪Seelisch Widerstand≫

またシャルちゃんの魔法を使って、フェイトちゃんの“バルディッシュ”の一撃を完全に防いでるけど、“闇の書”さんはいま完全に動きを止めている。今がチャンスだ、きっと。

「ディバイィィィン――」

≪Master !!≫

「・・・え!?」

ディバインバスターを撃つ準備に入った途端、“レイジングハート”が叫んだ。“闇の書”さんがフェイトちゃんの一撃を防いでいる左手とは逆の右手を私に向けて・・・

「ディバインバスター」

≪Divine Buster Full Burst≫

「撃ち滅ぼせ」

私の魔法を撃ってきた。防御じゃなくて回避行動に入ろうとした時・・・

――煌き示せ汝の閃輝(コード・アダメル)――

横合いから大きな蒼い砲撃が飛んできた。そして“闇の書”さんが撃ったディバインバスターを掻き消していった。そんな突然の事態に私とフェイトちゃん、“闇の書”さんも動きを止めちゃった。

『すまない! そっちに流れ弾が飛んだ! 大丈夫か!?』

ルシル君が私たちに向けて念話を通してきた。どうやらさっきの砲撃はルシル君のものらしいんだけど・・・。

(流れ弾って威力でもないんだけど!)

どちらにしても助かったことには違いないから『えっと、大丈夫! 逆に助かったから、ありがとうだよ!』お礼を言っておく。

『そうか、それは良かった・・のか? まぁ無事ならそれでいいんだ』

そう言ってルシル君からの念話が切れる。ルシル君の方も大変みたい。さっきからシャルちゃんとルシル君が戦ってる場所一帯のビルがいくつも崩れてるし。どんな魔法を使えば、ビルを一撃で倒壊させられるんだろう・・・?

「チェーンバインド!」

「リングバインド!」

この僅かな時間が私たちにとって有利なものになった。もう1度ユーノ君とアルフさんがバインドを仕掛けて、今度は見事に成功した。

「・・・今だ! レイジングハート!」

≪Divine Buster Extension≫

「シュート!」

「バルディッシュ!」

≪Plasma Smasher≫

「ファイア!」

動きをバインドで押さえられた“闇
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