暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep11悪夢の幕開け〜Tragedy〜
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った。が、こちらとしても退けない。全力で行くぞ、フラウロス」

「はい、お願いします」

交わる視線、互いの魔力が入り乱れる。可能な限り短期決戦へと持ち込む。ここで下手に魔力を消費するわけにはいかない。が、正直な話、今の状況で余裕勝ちできる相手じゃない。

「参ります。優雅なる風羽(ユヤ)・・・!」

「我が手に携えしは確かなる幻想!」

フラウロスは大気操作を得意とする魔人だ。彼女の周囲に生まれる風の球。対して俺は複製術式を引き出す呪文を告げる。先に放たれたのはフラウロスの攻撃。追尾してくる風の弾丸を回避しつつ炎の大剣で焼き払う。

焔杖大火(えんじょうたいか)!」

炎の杖を手に、迫る風の弾丸を薙ぎ払い焼滅させる。間髪いれずに炎杖をフラウロスに投擲。炎の砲撃と化したそれに対し彼女は・・・

――厳かなる嵐刑(ズアンリアン)――

火炎砲撃の上下左右から挟み込むようにして球体状の暴風を発生させた。ものすごい勢いで火力が減衰していき、フラウロスに届くころには弱々しいものになっていた。

†††Sideルシリオン⇒なのは†††

シャルちゃんとルシル君が、ルシル君の使い魔さん達との戦いを始めた。そして私たちも“闇の書”さんを止めるために動き出した。今はフェイトちゃんと“闇の書”さんが何度も激しい攻防を繰り返している。

「プラズマランサー、ファイア!」

「アクセルシューター、シュート!」

フェイトちゃんが距離を開けると同時、私とフェイトちゃんは射撃魔法を放つ。弾幕を張って“闇の書”さんの行動を制限する。

≪Panzer geist≫

その間にユーノ君とアルフさんが「チェーンバインド!」で捕獲しようするけど、“闇の書”さんは魔力を纏って、私とフェイトちゃんの仕掛けた弾幕を力ずくで突破することで回避。それを見たフェイトちゃんが「あれってシグナムの・・・!」驚愕の声を上げる。

「降り注ぎて彼の者を討て、氷牙凍羽刃」

≪Eiszapfen Fl?gel≫

“闇の書”さんが腕を振るったと同時に、氷で出来た羽根のようなものがいくつも降り注いできた。

≪≪Round Shield≫≫

私たちはシールドを張って何とか防ぐことが出来たんだけど。今の魔法は間違いなくシャルちゃんの魔法だった。でも威力がかなり高い。でもどうしてこんなことが出来るの? まるでルシル君の複製能力みたい。

「なのは! フェイト! おそらく闇の書は、蒐集した魔導師の魔法を使えるんだ! だから気を付けて! もしかすると、ルシルの魔術も使ってくるかもしれない!」

ユーノ君が離れた場所からそう説明してくれた。ルシル君の魔術も使う? そうなったらかなりまずいかもだよ。だってルシル君の魔術って、ど
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