暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep11悪夢の幕開け〜Tragedy〜
[4/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
翼を羽ばたかせて私たちへと向かってきた。だけど気になるのは、“闇の書”に追随するように空を翔る緑色の長髪の少女。そしてビルの屋上伝いに飛び跳ねている、両目を閉じた何やら貴族のような服装を纏った男。
「フラウロス!? ズェピア!? 馬鹿な!」
その2人を見たルシルが驚愕の声を上げた。その反応から知り合いのようだ・・・て、まさか。
「ルシル、知り合いなの?」
未だに目を見開いているルシルの様子を見て、フェイトが心配して声をかける。
「あれは俺の使い魔のようなものだ。フェイトには以前教えたことがあるだろ? 魔力だけで構成された使い魔が俺にいるって。・・・あの2人もそうなんだ」
それを聞いた私たちは気付いてしまった。ルシルが私たちの知らないところで“闇の書”に蒐集されていたことに。なのはが「いつ・・・ルシル君、いつ蒐集されたの?」信じられないといった顔でそう聞いた。
「あれは・・・フェイトが聖祥小学校に転入してすぐだったか」
なるほど。だからあの時からルシルは戦闘に参加せずに無限書庫での調査に就いたんだね。やっぱり様子がおかしいと思ったんだ。それを聞いたなのは達は完全に固まってしまった。ユーノだけは何故か驚いていない。もしかしてユーノも知っていた? 一緒に無限書庫へと行ったのだから、ルシルがいる理由くらいは聞いていたかもしれない。
「ルシル、あとで1発殴らせて。今はそれだけ言っとく。なのは、フェイト。今はまず闇の書をどうにかするのが先、いいね?」
「「うん」」
まったく、こんなときに知りもしたくなかったことを知ってしまうなんて。
「なのは達は闇の書の相手をお願い。ルシル。あなたは私と一緒に
異界英雄
(
エインヘリヤル
)
を潰す、オーケー?」
額に青筋を浮かべながらみんなに確認を取る。そんな私を見たみんなが黙って何度も頷く。拒否権なんてものは存在しない。
「最後に1つ。みんな。無理はしないこと」
「「「うん!」」」
「おう!」
ここでなのはとユーノ、フェイトとアルフと別れる。4人は“闇の書”をどうにかするために。私とルシルは、“闇の書”より厄介だろうフラウロスとズェピアを潰すために移動開始。
「シャル、そちらは任せた。ズェピアは結構な怪物だから気を付けろ」
私が相手をすることになった貴族風の男、ズェピアは“エインヘリヤル”だ。つまり魔力の塊。ということは、魔術師としての戦いになってしまうということだ。
「ごめんね、トロイメライ。・・・キルシュブリューテ!」
私が携えるのはデバイス・“トロイメライ”じゃなく、神器・“キルシュブリューテ”。折角直って私のところに戻ってきてくれたのにあんまりだと思うけど、おそらくデバイスじゃ傷ひとつ付けられない。だからこ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ