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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
短編 あるお盆の物語 M
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」
「今俺の脚で寝てる匁はどうなるんだ!」
「瓶を見たところ、少量しか飲んでいないようですし、問題ないでしょう。」
一輝が匁の前にある瓶を持つと、そこには確かに、かなりの量が残っているのが確認できた。
「どうしてこんな面倒ごとを・・・」
「はっきり言ってしまえば、そちらのほうが面白そうですし、何より彼女達のためになるかな、と思いまして。」
「むしろ、俺なんかに酔っ払った姿を見られるのは嫌なんじゃないか・・・?」
「そうですかねぇ・・・では、私はこの辺りで。」
「まて、原因はオマエだろ。オイこら、こいつらを俺一人に押し付けんな!」
「一緒に飲みましょうよ〜一輝さ〜ん。」
「そうだよぉ。美味しいよぉ?」
「うむ。
童
(
わらわ
)
手ずから飲ませてやろう。」
「くっつくな!色々あたってんだろ!三人とも自分達のスタイルと格好を考えろ!あと、ビャクについてはそんな喋り方するのを見るの初めてだぞ!?まさか、前世まで引っ張ってんじゃないだろうな!?」
三人のスタイルとしては美羽が一番大きく、ビャク、殺女の順に続く。
そして、アルコールを摂取したことで体温が上がっていたせいか服は軽くはだけている。
そんな感じの大騒ぎは、三人全員が酔いつぶれて眠るまで続き、次の日に一輝の家で目を覚ました四人は、激しい頭痛に悩まされることになった。
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「へえ・・・本当に来たんだ。」
「そりゃあ、な。」
「引き摺り下ろす降ろさないは別として、実力くらいはしっておきたいのですから。」
一輝の目の前に、人形遣い二人が現れた。
一輝から伝えてもらったことにより、次の日の朝、すぐにこの二人は一輝の下に来たのだ。
「じゃあ、始めようか、二人と」
「「人形劇、悲劇!“黄泉祈念”」」
一輝が言い切る前に、二人は一番の大技を放ち、
「オイオイ・・・話しくらい最後まで聞けよ。」
陰陽術も、“無形物を統べるもの”も使わず、一輝の腕の一振りで防がれた。
「でもまあ、予想よりはいい技だな。予想してたよりはやるじゃないか、人形遣いさん。」
「く・・・全部、全部出して物量で押しつぶすのです!」
「お、おう!ぜってーに勝つ!」
そして、二人は同時に出せる限り全ての人形、傀儡をだし、一輝に向かわせるも、
「鬼道流剣術、奔り。第四の型、走乱舞!」
一輝の、無双専用技によって全て破壊され、一輝に傷一つつけることすら出来ず、能力の一つも使わせれずに、帰っていった。
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