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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
短編 あるお盆の物語 M
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箸を進めていく。
現在、十皿制覇だ。
「まあまあ、そんな話は置いておきましょうよ。せっかくの打ち上げですから。あ、このジュース、席組みのテーブルに配っているので、皆さんでどうぞ。」
そして、五人のいるテーブルの雰囲気は瓶を四本持ってきた光也によって打ち壊された。
「あー・・・俺はドリンクバーでいいや。俺の分は飲んでいいぞ、ビャク。」
「はいです。ありがとうです。」
「口調は相変わらず直らないねえ・・・ま、直す必要はないと思うけど。」
一輝はそう言って、ドリンクバーをとりに行った。
そして、瓶を開けた際に漂った匂いに気づくものは、誰もいなかった・・・
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「さて、何を飲もうか・・・炭酸で腹膨らませるのもなんだし、オレンジジュースでいいか。」
一輝がそう言いながらジュースを汲んでいると、豊が通りすがり、一輝に話しかけた。
「オイ『型破り』。少しいいか?」
「内容次第かな。まあ、オマエから話しかけてきたなら内容は絞れるけど。」
一輝はそう言いながらも、ドリンクが汲まれていくグラスから目を逸らさない。
「では、内容だが・・・“神成り”、と言う奥義についてだ。」
「・・・また、答えるのが難しそうなのに目をつけたな・・・」
一輝はゲンナリ気味になりながらも、断らない。
「何か質問があるのか?それとも、全体的な説明?」
「そうだな・・・全体的な説明の後に、質問をさせてもらおう。」
「欲張りめ・・・」
一輝は今汲まれた物を一気に飲み干し、次はアップルジュースを汲み始める。
「まあ、特に面倒な説明はないんだけどね。本当に単純に説明すれば、名前の通り、神になる奥義。」
「無論、それくらいは分かっている。俺が聞きたいのはそんなことではない。」
「だろうな。まず大前提として、檻の中に神が封印されている必要があり、その封印されている神になる奥義。」
一輝は一度呼吸を置き、説明を続ける。
「この奥義を習得する方法は二つ。まず一つ目に、奥義覚醒の際にぬらりひょんから与えられる。もちろん、ぬらりひょんの気分にすら影響されるから、この方法で習得したのは歴代でもたったの四人。」
「では、二つ目のやり方は確実なものなのか?」
「ああ。成功すれば、手に入れることが出来る方法だ。まあ、難易度が半端ないけど。」
一輝の口調は、くだらないことを話す口ぶりだ。
「その分、複雑なことはないんだけど。なんせ・・・
神を単独撃破し、封印する
(
・・・・・・・・ ・・・・
)
だから。」
「・・・は!?」
豊は心底驚いた、と言うリアクションをし、一輝はそれを満足そうに見る。
「ちなみに、この方法で習得したのは
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