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ISー電王の名を継ぐ者
VS代表候補生編
TIME2 新たな出会いと名前決め
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いだろ?」

「いいだろ?じゃねぇ!お前さっきから言ってるけど、センスおかしいぞ……」

「お前にはそれ位がお似合いだ、決定な」

「勝手に決めんな!」

「じゃあ次は亀か。そうだな……」

「無視かよ!」

「ウラタロスでいいな」

「まぁ、言っても無駄だろうから何も言わないでおくよ」

お、こいつ物分かりいいな。

「次は金太郎か。キンタロスでいいだろ」

「ええでぇ!俺は男や!甘えた事は言わん!」

男らしいのか、これは?

「じゃあ次は……「リュウタロスだね」せめて言わせてくれよ」

まぁ、いいけど……。だけど問題は……

「お前だよなぁ……」

俺が見ているのは青鬼。

「お前に当たる話の見当がつかないんだよ。モモタロス2号じゃ流石に可哀想だしな……」

その時、俺の今読んでいる本、『執事たちの晩餐』が目に入った。

「そうだ、お前やる事なす事執事っぽいから……執事は忠実……忠実の英語はステディだから……よし、お前の名前はテディだ。もし文句言ったらお前モモタロス2号にするからな」


「あぁ、異存は無い。今日から私はテディだ」

「よし、決まったな。さて、じゃあ本でも読むか……」

その時、突然扉が開き一人の初老の男が入ってきた。
黒スーツに杖って……またベタだな。
そして男はナオミさんを見て

「ナオミ君、いつものを」

「は〜い♪」

そうしてナオミが持ってきたのは

「………チャーハン?」

そう、綺麗に丸く置かれたチャーハンだった。更に子供っぽい旗付き爪楊枝が刺さっている。
男はチャーハンを見ると微笑してスプーンの掬口を弾きキャッチする。

無駄に器用だな、おい。

「誰だ、あの人は?どっかのお偉いさんか?」

と、ハルさんに聞く。

「あの人はオーナー。このデンライナーを管理してて、私が契約してる人。私がデンライナーに乗れるのはあの人と契約してるからなんだ」

「人と契約?なんでそんな事したんだ?わざわざこんな事に加担する必要なんて……」

「まぁ、おいおい話すよ」

そう言うハルさんの顔はなんとなく淋しそうだった。

「え……?」

俺は無意識にハルさんの頭を撫でていた。

「あ、悪い……!なんか今の姿が姉さんと重なってつい……」

「い、いや///別に大丈夫だよ!……も……りがと……」

「え、なんか言ったか?最後の方聞き取れなかったんだが」

「き、気のせいだよ!気のせい!」

「そう?ならいいけどさ」

なんか言った気がするんだけどなぁ……。

「野上涼河君、でしたね?」

「え…あ、はい…そうですけど」

急に話しかけられたから焦った……!
てか
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