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ISー電王の名を継ぐ者
VS代表候補生編
TIME2 新たな出会いと名前決め
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。お門違いもいいとこだ」

「イマジンはこの時間にくる時に身体を持って来てないんだよね。イマジンは取り憑いた人のイメージを使って身体を作るから」

「つまり、俺がこんななのはお前のせいって訳だ。なんだこりゃ?もっとかっこいいのあんだろ?」

赤鬼が俺に詰め寄ってくる。

が、

「何言ってんだよ。ほかの奴らは文句言ってないだろ?慣れりゃ愛着も沸くぜきっと。……てか、その姿もしかして桃太郎かもな。赤鬼だし」

「桃太郎!?」

「あはは!」

「笑うな!お前イメージ貧困過ぎだろ……」

「はぁ!?桃太郎を馬鹿にすんなよ!あれは代々語り継がれる名作だぞ?そんな名作にお前みたいな馬鹿が選ばれたんだから光栄に思えよな」

「うるせえ!何でこんな奴が俺の契約者なんだよ……」

「そう考えると他の奴らもそんな感じかもな。そこの亀は浦島太郎、熊は金太郎、龍は……龍は……龍だ、そっちの鬼は……鬼だな、うん、鬼だ」

すると、龍が

「なんか僕等だけ雑じゃない?」

それに並んで青鬼も

「大丈夫だ。余り物には福があるというだろう?」

二人とも、申し訳ない。

「まぁ、とにかくお前等はみんな歴史に名を残す名作に選ばれた運のいいイマジンなんだからその身体大事にしろよな」

「なんでさっきから上から目線なんだよ!」

赤鬼がキレた。

「そりゃあ、俺はお前等の契約者だからな。さっきのイマジンを見る限り、お前等、契約ってやつが出来なかったら外いる時ずっと砂のままでろくに身動き出来ないんだろ?」

「なんで分かったの!?」

女の人が驚きを隠せずにいる。

「まぁ、大体分かる」

「君、頭いいのね。あ、そういえば君名前は?」

「俺?まだ言ってなかったっけ?野上涼河、涼しい河で涼河だ」

「そう、涼河ね。私はハル、よろしくね」

「ハルさんか、こちらこそよろしく」

で、

「お前等の名前は?」

俺は赤鬼達に聞く。

「俺か?名前なんてねぇよ」

「え?ないのか?」

「イマジンは人のイメージによって姿が変わるから名前なんて有った所で意味無いのよ」

「名前が無いのはかわいそうだな。よし、俺がお前等に名前を付けてやる。長い付き合いになるかもしれないしな」

「え、本当に!やった〜!」

「確かに女の子と喋る時に名乗る名前は必要だね」

「俺も欲しいなぁ!名前無いと道場破りも出来へんわ!」

さっきまで、大人しくしてた奴らが急に騒がしくなる。

「名前は付けてやるけど、ナンパも道場破りもすんなよ?」

そう言いながら、俺は赤鬼を見た。

「まずはお前からだな。お前はあの桃太郎のイメージだからな…………よし、モモタロスでい
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