VS代表候補生編
TIME2 新たな出会いと名前決め
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る……」
「今のが電王。ずっとなれる人探してたんだ」
何処からか出てきた女の人は俺に手を差し伸べながら
「一緒に戦おう。未来から侵略者が来てる。時の運行を守らなきゃ」
「あんた今の話聞いてたか!?俺は今それどころじゃないんだよ!」
「あ、デンライナーが来たわよ」
「ちょっとは聞けよ俺の話!」
変わったミュージックホーンと共に空間に穴が開きそこからさっきの電車が現れた。
とても現代的には思えない電車の扉が開く。
「とりあえず、乗って」
「もう、突っ込む気力ねぇよ……」
二人は電車に乗った。
扉が閉まり電車が発車する。
そして電車が異空間へ消えた直後、あのコウモリイマジンの親である青年がさっきまで電車のいた所を歩いていた。
その身体からは砂が溢れ、またあのコウモリイマジンを形作っていた。
現在 3月3日?時刻 12時8分
電車内
「本日もデンライナーのご利用、誠にありがとうございます。客室乗務員の……ナオミで〜す♪」
黒髪を後ろに括りピンクのメッシュを入れた髪型の女の人がアナウンスをする。
なんていうか、怪しいな。
こんな奇怪な電車の客室乗務員の時点で既に出処が怪しい。
「御用がある時は気軽にナオミちゃんって言ってくださいね♪」
そう言うと、ナオミさんはオーダー表を持って来てこっちに差し出す。
「ご注文は?」
すると、前に座っている女の人が
「何か飲めば?落ち着くよ」
「いや、今はい……「オリジナルコーヒーはいかがですか?」「せっかくだけど、今は本当にい……「すっごく美味しいコーヒーはいかがですか?」
何だこの人!グイグイ来過ぎだろ!?
「じゃあコーヒー二つ」
女の人が会話を遮る様にコーヒーを注文した。
「は〜い♪」
『俺も』
『僕も欲しいなナオミちゃん』
『俺も欲しいわ』
『僕も欲しい〜』
『私が入れよう』
何処からかあの馬鹿鬼共の声が聞こえたかと思うと、俺の身体から大量の砂が溢れ出し五体のイマジンが出て来た。
それぞれ、赤色、水色、黄色、紫色、青色と見事にバラバラだ。
「おぉい!急に出てくんな!」
「は〜い、コーヒー五つ追加ですね」
「いえ、コーヒーは私が」
青鬼がそう言うが、
「お客様は座ってて下さい。コーヒーは私が入れますから♪」
「しかし……」
「私が入れますから」
「……分かりました」
そう言うと、青鬼は椅子に戻った。
このイマジン、超紳士だな。
「てか、何だよこの姿は?」
馬鹿鬼……もとい赤鬼が俺に文句を言ってくる。
「はぁ?俺にそんな文句言うなよな
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