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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第八十三話 聖夜の奇跡 ★
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どうでもいい。
周囲への被害や迷惑なんか気にするな!
俺はお前がこのまま生きたいという想いがないのか聞いている!」
士郎のただ真っ直ぐな問い。
こんなに感情を強く出す士郎を始めた見たなのは達もただ眼を丸くして士郎を見つめていた。
士郎は知っている。
全てを抱え込んでいた妹の様な後輩を
だからこそ本当の思いを知りたかった。
「簡単に諦めるな、足掻いて足掻いて、足掻きぬいてみせろ」
「私は……」
士郎の問いかけにリインフォースは俯き、その表情は見えない。
沈黙が世界を支配する。
「……たい」
その時、静かにリインフォースから雫が流れた。
「い……たい」
未だリインフォースは俯いており表情は見えないが、その肩はわずかに震えていた。
「私は……生きたい。
主はやてが成長していく様子を傍で見ていたい。
私はまだ……」
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「生きていたい」
涙を流してその思いを口にしていた。
「わかった。
クロノ、聞こえたな!」
士郎の呼びかけにモニターが開く。
「ああ、しっかり聞こえたさ」
「それで俺の提案のシミュレーションは?」
「正直、オカルトじみたところが強過ぎて百パーセントの確証は難しいが、君が彼女を闇の書から切り離せるなら可能なはずだ」
士郎とクロノのやり取りに目を丸くする面々。
「無理だ。
私と夜天の書を切り離せば、防衛プログラムなども一緒に切り離す可能性がある」
リインフォースの言うとおり、守護騎士プログラムを切り離した方法だとコアに近いリインフォースの切り離しの際に防衛プログラム情報も持ってきてしまう可能性がある。
だがそれは
「不可能ではないはずだ。
リインフォース、君がこうして具現していながら夜天の書も具現化している。
そして君は夜天の書の中にある融合管制騎という一部だ。
それなら切り離しようはある」
あくまでリインフォースがプログラムとして切り離した場合である。
「俺がするのはリインフォースの魂を切り離し留めておく事だ。
管制融合騎としての機能などはコピーなり再作成してもらう」
「魂ってそんな事可能なの?」
魔導師の魔法というモノが、プログラムなどの科学的な所を理解しているなのは達にとっては魂など曖昧というより、オカルト的なモノは理解の及ばないところである。
だが
「存在するかわからない曖昧なモノや見えないモノ、オカルト方面に関しては魔術師の独壇場だぞ。
それでクロノ、用意は?」
「ああ、君の六年間、義務教育期間が終わるまでの嘱託魔導師従事を対価に君へのデバイスの提供とリインフォースのプログラム格
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