VS代表候補生編
TIME1 出会いと始まり
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たいんだけど。早く言ってね、答えは聞いてない!」
「聞けよ!」
熊みたいな奴と龍みたいな奴の会話に今出来る最高のツッコミを入れた。心境的にこれが限界だ。
「とりあえず、悪霊退散」
「誰が悪霊だこのヤロウ!」
口の悪い方の鬼みたいな奴が砂のまま、突っ込んで来たので蹴り飛ばす。
それは一瞬で砂になって消えた、と思いきやまた砂が寄り集まって復活しやがった。
「てめえ!いきなり蹴る事ねぇだろうが!」
「チッ……しぶとい奴め」
「そいつらは悪霊なんかじゃないよ」
「ん?あんた、電車の……」
そう。電車で俺を追い掛けてきた謎の女がそこにいた。
「それにしても、まさかイマジンを五体も入れといて普通にしてれるなんてね。全く、なんで気づかなかったんだろ?君が特別な存在、『特異点』だって」
「は?特異……?」
俺の疑問は無視して女性は砂の方を見る。
「それにしても五体ものイマジンに選ばれるなんて……あんた達、まさか……彼に狙って入ったなんて言わないわよね?」
その質問に亀みたいなやつが前に出た。
「ここは僕が。で、綺麗なお姉さん?僕等が彼に狙って入ったかだったよね?……そう僕等は彼に狙って入った。僕等のまぁ、ある意味ボスに釣られない為にね」
「釣られない為?どういう意味よ?」
「簡単な事だよ。彼はあの『電王』に選ばれる資格があるからさ。そう、特異点であるという条件を持つ彼にね」
「なんであんた達が電王の事を……」
「さっき言ったボスがちょっとだけ言ってたんだよ。電王について、少しだけね」
「まぁ要するに、俺達はイマジンと戦う為に来たんだよ。あの野郎が気に食わねえと思ってるやつを集めてな」
最後を馬鹿な鬼の方のやつが締めくくった。
「って、ちょっと待ってくれ。全然意味が分かんねえ!電王?イマジン?何だよそれ!?」
その質問を遮る様に、あのコウモリが空から降りてきた。
「なるほど特異点か……ならば潰すしかないな…!」
そう言って飛んでくるが
「フンッ!」
飛んできたそいつを俺は思い切り蹴った。
「ぐぉっ……!」
蹴られたコウモリが地面を転がる。
「「「「「………は?」」」」」
「わ〜!君すごい!」
なんか拍手して喜んでる一匹とか周りのやつ等が唖然としてるのは無視だ、今はそれより
「さっきの質問に応えろ。イマジンんてのはあのコウモリだろ?じゃあ電王ってなんだ?」
「ちょっと待って。イマジンを電王も無しに蹴りで吹っ飛ばすって……ありえない」
「よくも!」
コウモリがさっきの超音波をこっちに放つ。俺たちはもろに喰らった。
砂のイマジン達は全員砕け散る。
「
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