VS代表候補生編
TIME1 出会いと始まり
[3/5]
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の間、俺の横を電車が通った。
その中から1人女性が出てくる。
「う……うわぁぁぁぁぁ!」
とりあえず俺は全力で走る。
まぁ、電車に敵う筈もなくすぐに追いつかれた。
「ねぇ、返して!持ってるよね、黒いパス!それ凄い大切な物なの!」
「あんたみたいな怪しい人に預かり物を渡せるか!大体、なんで俺が持ってんの知ってんだよ!」
俺は角を曲がり電車から逃げた。
「待ってよ〜!」
だが、その時女性は見た。走る涼河の体から砂が舞っていた所を。
「えっ、まさか……」
現在 3月3日 時刻 11時52分
「はぁ…はぁ…。ったく、何なんだよ」
変な電車には追いかけられるし、パス返せとか言われるし。あんなあからさまに怪しい人に渡せるかってんだ。
「くそっ!」
落ちていた缶を適当に蹴るとそれが運悪く人に当たった。
「あっ……すいま…せ…ん」
何だ?何で身体から砂が零れてんだ?それに目付きも悪い。まるでなんかに乗り移られてるみたいだ。
その人は俺のウェストポーチについた鈴を見た瞬間に目を見開き
「返せ……」
「は?」
「返せ…。返せ……!」
そして身体から砂が溢れ出しその砂から一体の怪物が生まれた。
「何だよ……それ…」
変な電車の次は怪物かよ。一体何がどうなってんだ?
「とりあえず今俺の為すべきことは……」
素早くクラウチングスタートの体勢を取り全力で走りだす。
「待て」
後ろから超音波の様な攻撃をされ俺は吹っ飛ばされた。
「うわぁぁ!」
地面を転がる俺。そして追い討ちを掛ける様に後ろから怪物が飛んでくる。
「ちょっ!?離せ!」
なんと怪物は俺を抱えて空を飛び出した。
更に空から廃工場の屋根に落とされた。
屋根が抜けたが、運良く積まれたダンボールの上に落ちた。
にしたってめちゃくちゃ痛い……。
「ったく、何だってんだ!」
叫んだ瞬間、俺の身体から砂が溢れ出しその砂が5体の砂の怪物に変わった。
「今度は何だよ…お前ら……」
「俺等か?俺等はイマジ…「はいはい、ちょっと黙っててね。それ、ストレートに言い過ぎだよ」あぁ!うるせぇぞてめえ!」
見た感じ鬼みたいな奴と亀みたいな奴が口喧嘩している。
「えー、それでは、私から決まり事を言わせて貰おう。お前の望みを言え。どんな望みも叶えてやる。お前の払う代償はたった一つだ」
もう一体の鬼みたいな奴が丁寧に説明した。
てか、望みを叶えるってなんだ?
俺的には代償の方が気になるんだが……。
「おい、お前。そんなんいきなり言われても分からんで?」
「そうだよ〜。それよりこの状態嫌だから早くお願い聞き
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ