暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep9迫り来る刻限〜Time limit〜
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えりゃいいんだけど、仕事がね」
「気にしないでください。俺もユーノも、無限書庫での調査は好きでやっているんですから」
「あはは、そっか。うーん、ホント優秀だよねあんた達。ねえねえ、本格的に管理局に入ってみちゃどうだい? 無限書庫付きの役職もあるし、待遇は良いし、寮もあるから生活面は大丈夫だよ」
ユーノは「考えておきます」と前向きだが、俺は微苦笑で済ますことに。
「君たち局員じゃないの?」
まだ居たのか、この人は。ジリジリと警戒しながら距離を開け、しかしセレスもまたジリジリと距離を詰めてくる。うぐっ、これが肉食動物に狙われた獲物の気持ちというものか・・・。
「あ、自己紹介がまだだった。あたし、セレス・カローラ。見ての通り執務官やってんの♪」
セレス・カローラ。灰色の髪をサラッと払い、流し目で俺を見てきた。一体何をしたいんだ。とにかくすぐにでも離れたいために「失礼しますっ」と、未整理区画へ逃げるためにダッシュ・・・出来なかった。
「なっ!?」「え?」
一瞬で目の前に回り込まれた。俺もユーノも驚きに目を見開いた。速い、シャルやフェイトほどに。
「もうちょっとお話ししようよ♪ 休憩室に向かおうとしてたし、時間あるでしょ?」
に、逃げられないのか・・・? ユーノを見ると、諦めたかのように肩を落とした。ロッテも「んじゃ情報まとめ、やりますか!」笑った。
†††Sideルシリオン⇒????†††
はやてちゃんの病室を、廊下の陰からひょっこり顔を出して覗き見る。本当だったら私だって病院に来ているんだから、病室にお見舞いに行くべきなんだけど。でも行けない。だって今、はやてちゃんの病室にはお見舞客が居る。ただのお客さまならはやてちゃんと一緒にお迎えするんだけど、いま来ているのは一般のお客さまじゃない。
(はぁ。まさかすずかちゃんのお友達の中に、なのはちゃん達が居るだなんて)
そう、はやてちゃんのお見舞いに来たお客様の中に、私たち守護騎士のことを知ってる管理局の子たちが居る。なのはちゃん、テスタロッサちゃん、フライハイトちゃんの3人だ。頭を抱えて唸っていると、通り過ぎていく人たちから奇異の視線を向けられた。問題を起こすとバレちゃうかもしれないから、咳払いしてニコニコ笑顔を振りまいて誤魔化す。
「もう! どうしてこうなっちゃったの〜・・・」
事の始まりは今朝だった。蒐集に出かけているシグナム達のお弁当を作っている最中、はやてちゃんのお友達であるすずかちゃんからメールが届いた。内容は、今日の放課後(ちょうど今の時間帯)に学校のお友達を連れて、はやてちゃんのお見舞いに行ってもいいですか?というものだった。
(本当に良い子ね、すずかちゃん)
あの子の優しさに感動しているのも束
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