旧校舎のディアボロス
デートと堕天使とオーズの覚醒
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「急ぐぞ!」
アンクは、それを聞くや否や走り出した。
「お、おい!までよアンク!元浜!俺行くわ!」
俺は元浜にそう伝えるとアンクを追いかけた。
時間はかなり遅くなり、夕方になりやっと公園についた。
「アンクいきなりどうしたんだよ!うわ!」
アンクに追いつき、息を切らしながら文句を言いそうになったが頭を押さえつけられて茂みの影に座らされた。
「見てみろ」
アンクに促されて見てみると…
「なんだよ…あれ。」
背中から黒い翼、手には光の槍を携えた夕麻さんがいた。
その顔は、デートの間に感じた可愛らしいものでなく、冷たいものだった。そしてその槍はイッセーに向けられている。
「ごめんね。あなたが私たちにとって危険因子だったから。恨むなら私でなく神器を宿した神を恨んでちょうだいね。」
「神器…なるほどな。奴らが狙ってる理由は、それか…」
夕麻さんの言ってる意味が理解できたらしく、アンクは納得していた。…けどそんな事より!
「助けないと!」
俺は立ち上がろうとするが、アンクがそれを止めた。
「バカが!今のお前に何ができる。」
「だけど!…イッセーが…俺の親友が目の前で殺されそうなのに…助けなかったら後で死にたくなる!」
アンクは、俺の覚悟を感じたのか、何も言わず懐から何かを取り出し差し出した。
「リスク覚悟してでも助けたいなら…これを使え!」
「これは?」
「説明してる暇はねぇ!さっさとそいつを腹に当てろ!」
俺は、言われるままに腹に当てるとそれはベルトのように巻きついた。
っ!俺は驚きを隠せなかった。
「うぁぁぁぁぁぁ!」
イッセーはギリギリで槍を避けたらしい。
「しぶとい!次で終わりよ!」
新しく槍を生成していた。もう考えている時間はない!
「アンク!次は!?」
「そのベルトにメダルを差し込め!メダルは三つだ!」
そう言うとアンクは、赤と黄色と緑のメダルを渡してきた。
カシャカシャ。 俺はメダルを差し込んだ!
「腰にあるのでメダルをスキャンしろ!」
俺が腰ある丸い者にてをかけた瞬間
「これで終わりよ!」
夕麻さんは、投げる姿勢に入っていた。
「待て!」
その瞬間、彼女は投げるのをやめこっちをみた。
イッセーも同様である。
「あなた…私たちをつけてた…!」
「…え?なんでエイジが?」
尾行は、やっぱりばれてたんだ…イッセーは、状況を理解できてないらしい。
「逃げろ!エイジ。このままだとお前も…!」
イッセーが我に帰り俺に逃げるように言ってきた…あの時と一緒だ…俺が選択を間違えたから大切な人を失った。
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