旧校舎のディアボロス
デートと堕天使とオーズの覚醒
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人嫉妬してもおかしくないかもね。
そのあと、二人はまず、レストランに入ってパフェを注文した。
「「な、なんとうらやましい」」
イッせ―たちをみて二人は注文したオレンジジュースの入ったグラスを割らんばかりに握りながら、目から血の涙を流していた。
雑貨屋を見物し、洋服屋で夕麻さんは、気に入った服があったらしくその服を持って試着室に入った。
しばらくして、カーテンを開けて試着を終えた彼女はイッせ―に何か言ってる。イッせ―はそれに笑顔で返していた。多分こんな事を言っていたんだろう。
「どう?イッせ―君!似合う?」
「ああ!すげえ似合うよ!夕麻ちゃん!」
そんなことを考えていると「ぐはっ」松田が吐血した。
「松田!どうしたしっかりしろ!!気をしっかり持つんだ!」
「元浜、俺は、もう無理だ…何が悲しくて貴重な休日をイッせ―のリア充っぷりをも見せ付けられるために使わなきゃなんねぇんだ…!」
松田は、うつろな目で涙をながしながら、元浜に訴えていた。…いまごろ気が付いたの?
「バカなこというな!!約束しただろ!!夕麻ちゃんにイッせ―の黒歴史暴露するって…」
元浜は松田の手を握っていた。目に涙を浮かべて…俺友達の定義がわかんなくなってきた…。
松田は、元浜に何か渡していた。後日聞いたらイッセーのあれな情報が入ったUSBらしい。
「二人の茶番見てたら、イッセーたちを見失っちゃったよ…アンク帰る?」
アンクは、未だにスマホを弄っていた。仕方ないから帰ろうかと思ったその時だった。
「エイジ!これを見てみろ!」
アンクが俺にスマホの画面を向けてきた。
「どうしたんだよ。いきなり」
俺はそう言いながら、向けてきたスマホを見た。
<変態三人組の一人兵藤一誠の彼女別の男と一緒にいたのみたよ>
ツイッターの書き込みだった。写真も一緒にある。
「えっ!あの子が!?そんな人には見えなかったけど。」
「違う!一緒に写ってる奴だ!」
「一緒に写ってる奴?」
そう言われて、夕麻さんと一緒に写っている男性を見た。
豹柄の黄色い上着を羽織った。白髪の少年…俺たちと同じくらいかな?
「この人がどうかしたの?」
するとアンクは眉間にしわ寄せて焦り出した。
「こいつ…カザリだ…!」
カザリ?誰?アンクは、おれの事を忘れて独り言を言い出した。
「…もし光正が言ってた事が本当なら…あの女は…!エイジ!次にイッセーが行きそうなところはどこだと思う?」
「え、えっと…公園かな?ここから近いし。」
イッセーが前にデートの計画表を書いてた時、確か書いてあった。書いてあったので今の時間からいけるのはそこしかないと思う。
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