暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep8砂漠の決闘〜Schwertkampf〜
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リンゲフォルム」

≪Explosion. Zwillinge Form≫

†††Sideシャルロッテ⇒ヴィータ†††

『――ええ、いま砂漠世界で交戦してるの。フライハイトちゃんとテスタロッサちゃんの守護獣と』

とことん邪魔をする奴らだな。大人しくあたしらの蒐集を黙って見てればいいのに。あの犬っころとフライハイトのコンビってのもおかしな話だから『テスタロッサって奴はいないのかよ?』そう聞く。

『ええ、いないわ』

『そんじゃ他は? セインテストと高町・・・なんとか』

高町なんとかは別にいいとして、頼むから出てくんなよセインテスト。もう嫌だぜあんな思いするのは。昨日の晩、セインテストがあの戦いの場に来ていたことはシャマルから聞いた。今度こそ頭がおかしくなりそうだった。蒐集された翌日に現場復帰ってありえねぇよ。でもまぁ話を聞く限りじゃ、まともに戦えないらしいけどさ。

『なのはちゃんね・・・いないわ。セインテスト君も同様に。昨晩もう出て来ていたから、少し心配だったのだけど、良かったわ』

あぁ、まったくシャマルの言う通りだ。助かった、って本気で安堵してんのが判る。アイツが居ないってだけで十分だ。それじゃ今いるのはフライハイトと犬っころだけか。フライハイトはシグナムと同じ剣士だから、経験が豊富なシグナムが勝つに決まってる。ザフィーラもあんな犬っころなんかに負けることはないはず。
 
『つってもこれ以上時間を掛けちまうのは良くねぇよな。しゃあねぇ、助けに――チッ!』

『ヴィータちゃん・・・?』

「『くそっ、こっちにも来やがった。テスタロッサとアイツ・・・』高町ナントカ!」

あ〜もう! 言いにくい名前しやがって。もっと言いやすい名前に変えやがれっ。

「う゛っ、なのはだってば! な・の・は! ちゃんと憶えてよヴィータちゃん! 名前を憶えないのは失礼だよっ」

「うっせぇ! にゃのはって言いにくいんだよ!」

「ほらっ、また間違ってるぅ!」

「知るかっ! お前なんか高町ナントカで十分なんだよッ!」

「にゃっ!? ひっっどぉぉーーーーいっ!」

言い合った所為でお互いに肩で息をしている。一体何してんだろあたし。

「えっと、なのは、今はね、その・・・」

「えっ? あ、うん、ごめんねフェイトちゃん。はふぅ・・・。 ねぇヴィータちゃん。やっぱりお話を聞かせてもらえないのかな? もしかしたらだけど、管理局でも手伝えることがあるかもしれないよ?」 

テスタロッサに促されて、高町が理由によってはあたしらの蒐集を手伝えるかもしれないって言ってきた。そう微笑みかけてきたアイツを見て、あたしは少し心が揺らいだ。だって似てるんだ。はやてのあの優しくて温かい笑顔に。でもアイツらは管
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