暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep8砂漠の決闘〜Schwertkampf〜
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とまだ戦闘が続行できる私。勝敗を決したのはデバイスの耐久力だろう。フライハイトの実力は私と同等だ。それだけは間違いないと言える。

「私の・・・負け・・かぁ」

「ああ、私の勝ちだ」

いや、正直勝敗なんてあってないようなものかもしれんな。2人とも未だに立っているのなら、引き分けと言えるかもしれない。

「ふふ、なかなかに楽し――え・・・?」

「フライ・・・ハイト・・・?」

それはあまりにも突然だった。フライハイトの胸から太い腕が伸びた。突如フライハイトの背後から現れた仮面の男の腕だ。その腕から光が発せられる。

「っあああああああっ!?」

あまりの激痛ゆえにかフライハイトが叫び声を上げ、気を失ってしまった。

「っ! 貴様ぁぁぁーーーッ!!」

頭に一気に血が上る。私とフライハイトの決闘を穢した、その仮面の男に激しい怒りを覚える。私は折れた“レヴァンティン”で仮面の男へと斬りかかろうとしたその時、仮面の男は「さぁ奪え」そう一言。あの男の手の平に浮かぶのは、セインテストと同じ3つの円環に包まれたリンカーコア。散々迷った末・・・私はフライハイトの魔力を蒐集した。

「許してくれ、フライハイト」

その後、テスタロッサの守護獣が来るまで私はフライハイトを抱きしめ続けた。
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