暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep8砂漠の決闘〜Schwertkampf〜
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り、私とエイミィ、そして留守番のアルフが、モニターに映ったシグナムとザフィーラの姿を確認した。
シグナムとザフィーラの居る世界の情報は、文化レベルがゼロで人の居ない無人世界。そんで、2人を確保できる結界を張れる武装隊があの世界に来れるまで45分も掛かる、と。2人は私たちに見つかったことには気付いていないだろうけど、45分もその世界に留まるかと言えば限りなく“NO”だ。こんな時にルシルが居ればどうとでもなるというのに。

「エイミィ、私が出るからなのは達に連絡を入れておいて。アルフ、私とのコンビじゃ不満だろうけど、ザフィーラの相手をお願い」
 
「ふふん、そんなことないさ。あんたとルシルには世話になっているからね。出来る限りのことはやってやるよ。それに、シャルとも組んでみたかったしさ♪」

アルフが子犬フォームから人間フォームへと変身して、右の拳を左の手の平に打ち付けた。やる気満々の私とアルフ。これで決まりだ。フェイトには悪いけど、シグナムとの決着は私が先につける。

「待ってシャルちゃん! えっと、その、あれだ、なのはちゃん達が来るまで待って!」

エイミィのその必死さに驚くけど、今はそんなことを言っている場合じゃない。

「なのは達が来るまでの時間稼ぎくらいどうってことない。行くよアルフ」
 
「おう!」

†††Sideシャルロッテ⇒シグナム†††

目の前に居るのは恐ろしく巨大な蛇のような生物。先程から何回か攻撃を与えているが、一向に倒れる気配を見せない。

「なるほどヴィータが手古摺るするわけ――なっ!?」

油断しているつもりはなかった。なかったのだが突如、背後に現れた尾から伸びた触手に捕われてしまった。

「しまった・・・! ぅぐ・・!」

巻きついた触手がさらに力を強めてきた。体に巻きつく触手から逃れようともがくが脱出できない。体のあちこちよりミシミシと軋む音が。これはまずい。このままでは己がなすべきことを為しえぬまま・・・。

≪S?ge form≫

「どっっせえええい!」

上空より現れたのは、真紅の片翼を羽ばたかせたフライハイトだった。その手にしている“トロイメライ”は普段の片刃の長刀ではなく、両刃の大剣となっている。そして剣身の周りには複数の円い小さな刃と、刃から伸びたいくつもの魔力刃が唸りをあげて回転していた。フライハイトは降下してきた勢いのまま蛇の頭を踏みつけ、私を捕らえている触手を全て斬り捨てた。

「トロイメライ! カートリッジロード!」

≪Explosion≫

「蛇ごときがシグナムを仕留めようだなんて数千年早い!」

≪Blitz Ermordung≫

――雷牙神葬刃(ブリッツ・エアモルドゥング)――

フライハイトはその大剣を
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