暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep6言葉だけでなく行為が大切になる場合〜Ready Fight!
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。こんな状況であたしらから視線を背けるなんて馬鹿にしてんのか?と思い、そいつが見ている場所へと視線を移す。
「アイツら・・・!」
そこにはあの白い奴と黒い奴の2人、そこから少し離れたところにもう3人。どうやらセインテストは居ないみたいだ。いや、居たら居たで、その復活の早さにキレてちまいそうだから助かるし。それにもう2度と、あんなふざけた奴とは戦いたくないってのも本心だ。
アイツのデタラメさを思い返してっと、白黒コンビはデバイスを起動させて変身を終えた。だけど、以前とは形状が変わっているデバイスに気づいて目を凝らして見る。
「おい・・・アイツらのデバイス、アレってまさか・・・!」
アイツらのデバイス。あたしらと同じベルカのカートリッジシステムが搭載されてやがる。チッ、まさかあんな物を用意してくるなんて思わなかった。驚きはしたけど、デバイスをちょっとやそっと強化したくらいであたしらに勝てると考えたことに腹が立つ。返り討ちにしてやる。こっちははやての命が懸かってんだ。負けるわけにはいかねぇんだよっ。
†††Sideヴィータ⇒シャルロッテ†††
エイミィから守護騎士の発見の報を受けて、私たちはすぐに海鳴へと帰ってきた。なのはとフェイトは新しく生まれ変わったデバイスを手に変身を終える。2人のデバイスには、私や守護騎士と同じカートリッジシステムを新しく組み込んだ。これで守護騎士のデバイスとの差はほとんどなくなった。互角とまでは言わなくても、以前のような一方的な負け戦にはならないはずだ。
「待って、お願い。・・・私たちは、あなた達と戦いに来たわけじゃないの。だから、まずは話を聞かせて」
「あなた達が闇の書の完成を目指しているその理由を聞かせてください」
まずは話し合いに持ち込もうとするなのはとフェイトだけど、ヴィータが「ふんっ」て鼻で笑って、腕を組んでなのはとフェイトを蔑むように見下ろした。
「はぁ。・・・なぁお前らさ、和平の使者なら槍を持たない、って言葉知ってっか?」
それを聞いた2人は意味が解からないのか首を傾げている。ヴィータが言いたいのは、話し合いをするのに武器、しかも強化した物なんて要らなくない?ってことだろうけど。なのはとフェイトの様子にヴィータは溜息を吐いて、デバイスの先端を2人に向かって突き出した。
「話し合いをするのに、武器なんて持ってくんなってことだよ。お前ら、わざわざデバイスを新調して来てんだ。端っから戦う気満々じゃねぇか。それなのに戦いに来たわけじゃねぇだ? ふざけんなよタコ」
「タコって酷い・・・。そもそもそっちが最初に仕掛けてきたんだから、私たちが念のために警戒するのも当たり前だと思うんだけど・・・」
すでに話し合いで纏まる空気じゃない。これはやっぱり実力行使
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