暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep6言葉だけでなく行為が大切になる場合〜Ready Fight!
[2/8]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
くれ――
――なに・・・?――
――これは俺の・・・失態だ・・・。それに・・・――
(これから守護騎士と向き合おうとしているなのは達に、わざわざ知らせる必要はない、か)
それだけを言い残して意識を失ったルシルを、急いでここ医務局に搬送した。
「・・・それを聞いた時の、シャル達のリアクションは聞かないでおくよ。クロノ、お疲れ。感謝するよ本当に。あと、すまない、守護騎士を足止めしきれなかった」
「それは君が謝ることじゃない、謝るのは僕たちの方だ。もう少し早く救援に行けていたら君が蒐集されることはなかった」
ルシルが謝るのは間違っていると僕は思う。なにより守護騎士を相手に単独で戦い、15分も足止めのために戦ってくれた。そんなすごい働きをしたルシルを責める者がいたら、僕はそいつを絶対に許さない。
「あれは自身の戦力を過信していたのが原因だよ。初めから潰そうと思えば出来ていたかもしれないのに、本当にそれで良いのかと迷い、何かあればいつでも勝てると思ってしまった自分への過剰な自信、馬鹿なことをしたよ」
「・・・今はとりあえずゆっくりと休んでくれ。しばらくしたら艦長も見舞いに来てくれると思う」
「ああ、ありがとうクロノ。あとで今回の報告書を提出しておく」
「くれぐれも無理はしないようにな」
僕はルシルの病室を後にして地球へと戻った。
それから日を跨ぐことなくルシルから送信されてきた報告書に目を通したんだが・・・。
「守護騎士たちにも判らないバインド魔法の使い手・・・」
戦闘の流れが事細かに記され(ルシルのすさまじい戦い方には目を疑ったが)、守護騎士たちの使用した魔法や会話の内容もあった。そして最後に、以前よりルシルから報告を受けていたバインド魔法の使い手が、実は守護騎士たち(正確にはリーダーであるシグナム)にも判らない存在だということが記されていた。
「嘘とは思えない・・・か」
ベルカ式の騎士では使えないミッド式のバインド。しかもルシルを相手に長距離バインドを仕掛けるだけの魔導師となれば、かなり高レベルだ。そっちの線でも調べる必要が出てきたな。
†††Sideクロノ⇒フェイト†††
「結局この数日間、ルシルと会えなかったけど・・・。どれだけ使われてるわけ?」
私とアルフ、シャルとユーノは、修復を終えた“バルディッシュ”と“レイジングハート”を手に、診察を受けているなのはの居る医務局へ向かうために廊下を歩いている。そんな中、シャルが不満げにそう愚痴を零しながら歩くものだから、私たちの横を通り過ぎる管理局の人たちがその黒いオーラを放つシャルを見て足早に過ぎ去っていく。
「シャル、とりあえずその黒いオーラはしまって。ここは医療施設なわけだから、今のシャルの顔
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ