暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep4狙われた魔術師〜Zauberer vs Ritter〜
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ら、残念な結末になっちゃったけど、母さんと真っ向から話すことが出来た。本当に感謝してる」

「わ、私も! シャルちゃんと出逢えて、一緒にジュエルシードを探してくれて、私を鍛えてくれて、フェイトちゃんと渡り合えるようにしてくれた。だからこそ今がある! 何十回、ううん何百回お礼を言っても足りないくらい!」

この感謝の思いは言葉に出来ないほど。だから改めてフェイトちゃんと一緒に「ありがとう!」お礼を言った。

「〜〜〜〜〜っ! どういたしまして!」

「「わっ!?」」

シャルちゃんが私とフェイトちゃんに飛び掛るように抱き付いてきて、私たち3人は床にごろんと倒れ込んだ。

「大丈夫。私とルシルは全力でなのはとフェイトをサポートするから。だから戦って勝って、2人の思いをあの騎士たちにぶつけてあげて」

「「うん!」」

きっと強くなるよ、フェイトちゃんと一緒に思いを貫くために。だから今は見守っていてね、シャルちゃん、ルシル君。

†††Sideなのは⇒ルシリオン†††

「はぁ〜、確かに捜索を手伝うと言ったが、ここまで人使いが荒いとは」

俺が来ているのは、高魔力を持つ野生動物が多く棲息しているという無人世界。数人の武装隊の人たちと共にヴォルケンリッターの捜索のために赴いたのだ。確かに3日前、俺は守護騎士と直接戦うこと以外は手伝うと言ったが、だからと言ってこう毎日異世界へと飛ばされては敵わない。

「「「うわあああああっ!!」」」

疲労に項垂れていると、離れたところから悲鳴が上がる。すぐさま武装隊の人たちに念話を通してみるが、誰ひとりとして返事はなかった。どうやら全滅してしまったらしい。もう少し腕のある魔導師が来てほしいものだ。
いやフェイトやなのは、クロノといった高位魔導師の方が普通じゃないらしいしな。俺は守護騎士発見と被害に遭った武装隊のことを、クロノに報告しておくことにした。

『クロノ、当たりだ。だが武装隊の人たちが被害に遭ったらしい。まずはそちらを救助するよう優先してくれ』

『なに!? 判った、すぐに僕たちもそちらに向かう! あとシャルも呼んで・・・』

『待ってくれクロノ。シャルは呼ぶ必要はない。せっかく学校生活を楽しんでいるのだから邪魔しないであげてくれ』 
 
『・・・判った、シャルは呼ばない。だが僕は行くぞ! これは僕たちの仕事だからな!』

『了解。待っているぞ、クロノ』

クロノとの通信を切る。救援として来てくれるらしいが、地球からここまで最速で30分。とても間に合うとは思えないが。それにしても2日前にフェイト達から守護騎士連中と戦う理由を聞いたというのに、俺が先に守護騎士とぶつかってしまうとは、最悪な展開だ。

(ならどうする、撤退するか? だけどクロノ達
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