暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep4狙われた魔術師〜Zauberer vs Ritter〜
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ゃんの言葉にそう聞き返す。シャルちゃんは黙って聞く姿勢みたい。
「うん、闇の書の守護騎士たちのこと」
「えっと、どうって言われても・・・私って襲いかかられて、お話をするまでもなくすぐ倒されちゃったからよく判らないんだけど・・・。あ、でもフェイトちゃんとシャルちゃんは、あの剣士の人と何か話してたよね、2人はどう思ってるの?」
そう、私は襲撃早々に撃墜されたからお話はしてない。あう、思い出しても情けなさすぎて泣けてきちゃう。でもフェイトちゃん達は何かお話しながら戦っていたみたいだから、2人に聞き返してみた。
「え、うん。そう、だね。少し不思議な感じだった、と思うかな。上手くは言えないんだけど、あの人には悪意みたいなものは感じなかったんだ」
フェイトちゃんの少し自信なさげな言葉に、「そうね。あんなに真っ直ぐで綺麗な戦い方、悪党とは到底思えない」ってシャルちゃんも同意する。
「だから悪意がないのは確かだと思うよ。私も騎士だからね、剣を交えれば大抵のことくらいは判る。あの剣士シグナムは、何か大切なものを背負っていて、それを何とかするために仕方なくあんなことをしてるんだと思う」
「そう、なんだ・・・。シャルちゃんがそう言うなら、そうなのかもしれないね」
“闇の書”の完成をさせてからの目的を教えてもらえたら良いんだけど、話が出来る雰囲気じゃなかった。う〜ん、難しいな〜。理由が判らないと上手く戦えそうにないかも。
「強すぎる意思で自分の考えを固めちゃうと、他の言葉って本当に入ってこないから。私もそうだったし。でも、もしシャルの考えてることが本当なら、言葉と思いを伝えるのは絶対に無駄にならないと思う」
フェイトちゃんは続ける。プレシアさん――お母さんのことを信じていたのに、私の言葉と思いに何度も揺れた・・・って。そう言ってもらえるのはとても嬉しい。
「思いを伝えるために戦って、そして打ち勝つ必要があるなら、迷わずに戦えそうな気がする」
「そうだね。なのはだって、フェイトと戦いたくないって言っていたけど、思いを伝えるために集束砲なんてものまで組んで、勝ちに行ったものね」
「あー、うん。そうだったね〜」
「あれには驚いたよ、なのは。すずかの家で初めて会ってから、たった1、2ヵ月であそこまで強くなっちゃうんだから。でも、それはつまり、そこまで私のことを考えていてくれたってことだし。ありがとう、なのは」
「フェイトちゃん・・・。うん、うんっ!」
綺麗な笑顔を見せてくれたフェイトちゃんと見詰め合ってると、「あー、なんか疎外感を感じる〜」シャルちゃんが頬をプクッて膨らませて、ジト目で私とフェイトちゃんがジロリ。
「も、もちろん、シャルにも感謝してるんだよ? シャルがあのとき助けてくれたか
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