暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep4狙われた魔術師〜Zauberer vs Ritter〜
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の後ゲッソリしてたし」

「確かにね、あれは女子のするような顔じゃなかったわ。しょうがない、前のシャルみたいなことになる前に助けに行きますか」

それぞれ思っていることを好き勝手言っていると、アリサがフェイトへと向かっていく。

(っていうか、えええ!? 私の時は、しばらく傍観して助けてくれなかったのにぃぃぃ!?)

まさかのお早い助け舟。私の時は全然助けてくれなかったのに・・・ひどい。アリサに恨みの視線を送りながらもアリサの行動を見ていると、アリサは瞬く間にその場を収めていく。

「むぅ。さすがアリサ。すぐにその場を支配する、その存在感は計り知れないわね。でも、私の時もああやって早く助けてほしかったな〜」

「えっとシャルちゃん? とても目が怖いのですが・・・」

なのはが私の目が怖いと怯えながら立ち上がって距離を取っていく。あはは、怖くないよ〜、怖くないよ〜。ていうか、その行動に泣きそうだよ。

(ねぇ、やっぱりこの時間がとても楽しいよ、ルシル。私、まだまだなのは達と一緒に居たいよ・・・)

なのは達との別れは必然だと理解してる。別れが悲しくならないように、寂しくならないように、あの子から距離を取ろうって話も納得はした。だけど、そんなのあんまりじゃないかなぁ。突然の別れでも、緩やかな別れでも、なのは達は変わらずきっと悲しんでくれる。だったら最後の最後まで、私はみんなと一緒に生きていきたい・・・。

†††Sideシャルロッテ⇒ルシリオン†††

「おお、クロノ君、お疲れ様。捜索班増員の方はどうだった?」

エイミィがジュースパックを手に、通信を終えて戻ってきたクロノに声を掛ける。

「ああ、武装局員の中隊が借りられたよ。武装隊には捜査の手伝いをしてもらうことになった。それとルシル。君たちはなのは達を成長させるために手を出さないって話だったが、 2人のデバイスはまだ修理中だし、緊急時には出来れば捜索にも手を貸してもらいたいんだが・・・」

「ああ、判っている。フェイトとなのはのデバイスが直るまでは俺が出るよ。あと、その話は今シャルと揉めていてな。一応できる限りのことは手伝うことにしたんだ。だが、出来るだけ直接的な戦闘はフェイト達に。俺とシャルはサポートに回させてほしい」

クロノからの協力を頼まれては断るわけにはいかないだろう。なにせ色々と世話になっている身だから、断るということは恩を仇で返すことになる。それに本局帰りにシャルがなのは達と離れたくない、守ってあげたいと泣きついてきたので、あの計画を見直すことになったのも事実。

――普通を諦められない私は、界律の守護神(テスタメント)失格?――

その上そんなことも言ってきた始末。まさかシャルの心がここまで良い意味で弱くなっていたなんて思
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