暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep4狙われた魔術師〜Zauberer vs Ritter〜
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する。ザフィーラの分もあると言い、主は用意をしに戻っていった。そのお姿を見送っているとリビングと廊下をつなぐ扉が開き、「すみません寝坊しました!」寝癖が直りきっていないシャマルが慌しく入ってきた。急いで来るのはいいが寝癖くらいは直してほしいものだ。主はやての前でみっともない。

「おはようシャマル。でもそんに急がんでもええよ?」

「おはようございます、はやてちゃん! いえ、今日は私の当番ですからごめんなさい!」

「おはよ〜」

続いて起きてきたのはヴィータだ。もう目も当てられないほどに寝不足といった感じで歩いてくる。

「なんやヴィータ、メッチャ眠むそうやな〜」

「う〜眠い」

フラフラと椅子に座りシャマルからホットミルクを受け取っている。その2人を優しい眼差しで見守る主はやて。私たちのことを思ってくれるこの優しき主を救うために我々は・・・。

(フライハイトとセインテスト、この2人から蒐集するしかないな)

あの子供たちにどれだけ憎まれようが恨まれようが、それでも我々は足を止めることは出来ない。全ては主はやての未来のため。我が身命を賭して、必ずや道を切り開いてみせる。
両手に挟んだコップに口をつけホットミルクを味わう。その優しい味に心と体が温まっていく。

「美味いな」

†††Sideシグナム⇒シャルロッテ†††

今日はフェイトの転入初日。おそらく私の時と同じようになると思うけど、まずは傍観だ。挨拶も無事に終わって1時間目は算数。なのはもそうだけど、フェイトもかなり理数系に強い。その理由としてはやっぱり魔法の構築や制御あたりに頭が必要だからかもね。

(生前の私はバカってわけじゃないけど、そこまで頭が良かったわけじゃない。魔術はほとんど感覚で発動させるようのものだったし。数学とか科学とか、本当に必要なかったもの)

初めて魔法の構築をしたとき、その複雑さに頭を抱えていたのを覚えてる。私の固有魔術の全ては、幼少の頃になんとなくで簡単に組んだ術式だから今までは気にしていなかった。それを魔法へと組み直すために掛かったあの時間はもう2度と御免だ。

(ついにやってきました休み時間♪)

さて無事に1時間目も終わったし来るだろうな〜、転入生に待っている洗礼。休み時間になると同時にフェイトに待っていたのは、以前の私と同じクラスメートからの質問の嵐。

「おお、懐かしい。私も以前あんなんだったよね〜」

少し離れたなのはの席に集まっている、私となのはとアリサとすずかの4人。視線の先にはしどろもどろになりつつも、質問の嵐に必死に対処しているフェイトの姿。

「うん、フェイトちゃんもシャルちゃんみたいにすぐ人気者になっちゃったね」

「でもあれはちょっと大変かもだよ。シャルちゃんもあ
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