暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep3いざ海鳴市へ〜Mission start〜
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†††Sideヴィータ†††

(何なんだよコイツは!?)

犬ッコロと入れ替わるようにして現れた、もう1人の黒い魔導師。さっきの黒い奴と同じで管理局の人間みてぇだが、その強さがハンパじゃない。信じられないことにあたしの魔法、シュワルベフリーゲンを使ってきやがった。その後もあたしの障壁を・・・なんつったかな、コード・ゼルエル?だっけ。そんな名前の魔法で、あたしの障壁をガラスを割るかのように簡単に砕いてきやがったし。 

「チッ。何なんだよテメェッ!」

今日で3度も砕かれた障壁を見てヘコんじまう。ザフィーラには及ばねぇけど防御力には自信があんだけどな、くそっ。それに続いて炎の鳥や竜巻、電撃の龍まで使ってきやがるし、わけわかんねぇ。

「そろそろ降参して投降してもらえると嬉しいんだけどな」

なんだよあの余裕は。ムカツク。 ふざけんな。あたしが、あたしらがこんなところで捕まったら、はやてはどうなる。だから負けらねぇ、負けられねぇんだ。

「アイゼン、カートリッジロード!」

≪Explosion≫

「ラケーテンフォルム!」

“アイゼン”を通常のハンマーフォルムから強襲形態ラケーテンフォルムへと変形させる。この一撃で、さっき墜とした白いのと同じように一気に終わらせてやる。

「ラケーテン・・・ハンマァァーーーーッ!」

「諦めないか。仕方ない。知らしめよ汝の力(コード・ゼルエル)

衝突する“アイゼン”と奴の十字架。ものすげぇ火花が飛び散らせながら、あたしと奴のデバイスが拮抗する。

「ぐううぅぅ・・・!」

コイツ、やっぱミッドの魔導師じゃねぇ。なんなんだこの魔法は。 おかしすぎるだろコレ。あたしの魔法を使うし、魔力変換も炎熱に氷結に電気って2つ以上を同時に使いやがるし。離れたところから撃ってくるだけの弱っちいミッド魔導師が、こんなデタラメなこと出来るわけねぇ。

「ふんっ!」

「っ!? うあああっ!」

拮抗していたお互いの攻撃も、次第にあたしが押され始めて、競り負けた。本当になんなんだよコイツ。少し離れたビルまで吹き飛ばされがらもなんとか体勢を立て直して、あの銀髪のガキを睨み付ける。

「さぁ。大人しく名前、出身世界、目的を話してもらおうか」

「・・・チッ。ヴィータ。ヴォルケンリッター、鉄槌の騎士ヴィータ」

ああ、認めてやるよ。今のあたしじゃテメェに勝てねぇって。奥の手を使えば、って思ったけど、コイツがそんな隙を与えてくれるとは思えねえ。だけど、まだ終わっちゃいない。

『シャマル。早く白いガキから蒐集してくれ。あたし1人じゃコイツをもう抑えきれねぇ。悪ぃ、シグナム、ザフィーラ。頑張ったけど、勝てる気がしねぇんだ』

思念通話で仲間に報せる。どうやって
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