暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep3いざ海鳴市へ〜Mission start〜
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る。こっちだ」

クロノに案内してもらったメンテナンスルームって呼ばれる薄暗い部屋の中に、ユーノとアルフが居た。

「ユーノ君、アルフさん。やっとちゃんと話せたね」

「そうだねぇ。なのははもう大丈夫なのかい?」

「うん! もう大丈夫だよアルフさん!」

アルフに撫でられながら微笑んでいるなのはを見て、私も笑顔になるのが判る。良かった。すぐに歩けるようなもので。ううん。良いことなんかない。リンカーコアが傷ついてしまったことで、なのはは少しの間だけど魔法を使えなくなった。もう少し早く助けに行けたら、って後悔ばかりが募る。

「ユーノ、破損状況はどうなってる?」

クロノの声に意識を切り替えた私は、なのはと一緒に“バルディッシュ”と“レイジングハート”の元へ近寄る。所々がヒビ割れていて痛々しい姿になってしまってる。ごめんね“バルディッシュ”。

「正直あんまり良くない。今は自動修復を掛けてるけど、基礎構造の修復を済んだら一度再起動して部品交換とかしないとダメかな」

「そう、か。そこまでのダメージを負ってしまっているのか」

「あぅ・・・」

それを聞いていたルシルとシャルの落ち込みようは私たち以上に酷い。やっぱり気にしているんだ。私たちはもう気にしてないからって言ったのに。こればかりはルシルやシャルの所為じゃなくて、純粋に私たちの実力不足の所為だから。

『アルフ。どうしよう・・・?』

「『そうさねぇ。よし』そういえばさ、あいつらの魔法ってなんなんだい?」

「ん? あぁ、あれはベルカ式だよ、アルフ。その昔、ミッド式と魔法勢力を二分した魔法体系なんだ」

この重い空気をどうにか出来ないかアルフに念話で相談したら、アルフが話を逸らすためにそんな疑問を漏らした。そのアルフの疑問にユーノが答える。ユーノの返答を継ぐようにクロノもベルカ式の説明に入る。

「ベルカ式魔法とは、遠距離や広範囲攻撃をある程度度外視した、対人戦特化の魔法なんだ。そして、ベルカ式の魔法の優れた使い手は、畏怖と敬意を込めて騎士と呼ばれるらしい」

「それってつまりはシャルのような奴かい?」

アルフがシャルへと視線を移つすから、私たちも自然とシャルの方へと視線を移す。シャル・・・まだ落ち込んでる。ルシルは・・・あぅ、どうしよう。ルシルもだよ。

「ああ、シャルのデバイスであるトロイメライもベルカ式のものを使っている。偶然にもシャルは地球での騎士らしいから、そこのところが通じるのかもしれない。ベルカ式のデバイスも難なく使っているしね」

「へ〜。それじゃあともう1つ、あの弾丸みたいのは?」

「あれはカートリッジシステムと呼ばれるものだよ。圧縮した魔力を籠めた弾丸をデバイスに組み込んで、瞬間的に爆発的な破壊力を
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