暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep3いざ海鳴市へ〜Mission start〜
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局へと来ている。ここへは初めて来たんだけど。

「すごい、こんなすごいものが造れるまできたのね、次元世界って」

本局の全体像に驚いてルシルにそう呟く。イメージ的にビル群だと思ってたけど、一種の船だそうだ。ルシルはその呟きの返答として「6千年以上経っているんだから当然だろ?」と言ってきた。確かにそうだけど、私たちの時代に比べたら本当にすごいものだ。
当時、機械なんていうのは連合の主力の1つだった巨神、“アムティス”でしか見たことなかった。とはいえこれくらいの大きさの建造物はあったし、本局以上に大きな建造物もいっぱいあった。だけど、機械だというのがすごい。科学ってすごいなぁ。

「それはそうと、なのはに付いてなくていいのか?」

「ん? うん、何か会い辛いというか、ね。それに今フェイトが向かってるから、少し話しをさせてあげようと思って」

「そうか」

ルシルは一言告げて黙ってしまった。私とルシルで決めた計画のために、これから行動を移していかないと思うと気が重い。

「シャルちゃん、ルシル君」

廊下の向こうからなのはとフェイト、付き添いのクロノが私たちの元に歩いてきた。なのはの表情から、もう大丈夫そうだと判って安心する。

「久しぶりだな、なのは。それからすぐに助けようとしなかったことを謝っておきたい。本当にすまなかった」

「ごめんなさい、なのは」

ルシルと2人して頭を下げてなのはに謝る。

「そ、そんな! 頭なんて下げないでシャルちゃん、ルシル君。シャルちゃん達の言うことも解かるから。いつまでもシャルちゃん達に甘えてちゃダメってことくらいは解かるよ本当に、うん」

なのはが両手の平を振りながら焦っている。そう言ってもらえるのは助かるけど、それが私たちとなのは達が別れるために必要な計画の1つとは判らないでしょう。
少しずつなのは達と会う時間を減らしていって、最終的には完全に姿を消すという計画。私とルシルがなのは達と居る必要性は、“ジュエルシード”の一件を終えたことでなくなった。それがとても悲しいけど、それがお互いのためだと思って耐えるのみだ。私たちの話についてこれないクロノが「何の話をしているんだ君たちは?」って聞いてきたから、道すがら説明した。

†††Sideシャルロッテ⇒フェイト†††

私はルシル達から、どうしてあのとき黙って見ていたのか教えてもらった。それはいつか私たちと別れる日が来るから、それまでにルシル達の助けが要らなくなるほど強くなってもらいたかった、ということだった。やっぱり別れる日が来るんだね。でもずっと会えなくなるわけじゃないから、私は諦めないよルシル。

「そういえば、クロノ。フェイトとなのはのデバイスはどうなっているんだ」

「ん? ああ、今はユーノが看てい
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