暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep3いざ海鳴市へ〜Mission start〜
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逃亡を図っているヴィータに魔術を放とうとしたところ、何者かにバインドを掛けられた。

「チッ、なのはを襲った伏兵の仕業か・・・!?」

すぐさまバインドブレイクを行おうとしたところで「うぐっ!?」背中に途轍もない衝撃を感じた。その衝撃に耐えられず、そのまま向かいのビルまで吹き飛ばされてしまった。

(いつの間に背後を取られた!?)

バインドを掛けられながらも中空で体勢を立て直し、さっきまで立っていた場所に視線を向けたが、残念ながらもう誰もいなかった。

「逃げられたか、くそっ。いや今はそれより・・・クロノ! 見ているか!?」

『ああ、結界が消えたことで今そちらの状況を確認できた! いま本局の医療施設の手配をしているから、もうしばらく待っていてくれ!』

「判った。身体的なダメージじゃないから何とも言えないが、出来るだけ早く頼む」

クロノに連絡を取り、俺はすぐさまなのはの元へと向かった。

†††Sideルシリオン⇒フェイト†††

「なのは!? なのは!」

蒼い狼ザフィーラが撤退したのと同時に私はなのはの元へと向かった。本当は管理局の魔導師なのだからあの人たちを追跡するべきなんだけど、私は友達の方を選んだ。

「少し落ち着いてフェイト。気を失ってるだけだから」

シャルが私の肩に手を置いて落ち着けって言ってくるけど、落ち着いてなんかいられない。

「俺が応急処置をするから少し離れていてくれ、フェイト」

「あ、ルシル・・・! なのはが!」

ルシルが私の横を通り過ぎて、なのはの近くに行って膝をつく。左手をなのはの胸の辺りに翳して、術式の名前を口にした。

傷つきし者に汝の癒しを(コード・ラファエル)

なのはを包み込むように蒼い光が拡がっていく。以前、傷ついちゃった私に掛けてくれた治癒魔術。光に包み込まれたなのはの表情が、苦しそうなものから安らいでいるようなものへと変化した。ユーノがルシルの肩からなのはを覗き込みながら、「ルシル。なのはの今の様子って判る?」そう聞いた。

「身体的なダメージはヴィータとの戦闘で負ったものだが、ユーノの魔法でほぼ完治だな。さっきの腕はリンカーコアから直接魔力を吸収していただけに過ぎないから、おそらく少しの間、魔法が使えなくなるかもしれない」

「リンカーコアから直接魔力を奪うって、そんなこと出来るの?」

私はそんなことが出来る魔法なんて知らない。だから色々なことを知っているルシルに聞いてみた。

「どうだろう、判らないな。でも実際に出来ているのだから、そういう魔法もあるんだろうな」

それから少しして、私たちは管理局本局へと案内された。

†††Sideフェイト⇒シャルロッテ†††

私たちはいま管理局本
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