暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep2守護騎士ヴォルケンリッター〜Belkan Ritter〜
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†††Sideフェイト†††

私は傷ついたなのはと、なのはを支えるユーノを守るために赤い子と対峙する。私よりも幼い女の子。でも強い。なのはを負かすなんてよほどのものだ。

「民間人への魔法攻撃は軽犯罪では済まない罪だ。解かっているね・・・?」

私はあの子へと罪状を告げる。心の中で、友達(なのは)を傷つけて私を怒らせた罪も追加。けどあの子はそれに反発するようにデバイスを掲げて「あんだテメェ、管理局の魔導師か?」私が何者か聞いてきた。

「そう。私は時空管理局、嘱託魔導師、フェイト・テスタロッサ。出来れば抵抗しないでほしい。そうしてくれたら弁護の機会が君に与えられるから。同意するなら武装を解除して――」

「誰がするかよ! バーカ!」

私の話の途中で赤い子は軽く挑発してから逃亡を図った。つまらない挑発を私は気にせず、なのはのことはユーノに任せて、あの赤い子を逮捕するために追撃することを決めた。なのはに付いているユーノに「なのはをお願い」と伝えて、すぐに追跡開始。絶対に捕まえてやるんだから。クロノとルシルに鍛えられたこの力。相手が誰であっても必ず勝ってみせる。

†††Sideフェイト⇒なのは†††

フェイトちゃんが逃げた赤い子を追っていく。また逢えることを楽しみにしていたのに、こんなかたちで再会することになるなんて。それがすごく悲しかった。

「大丈夫? なのは。待ってて、すぐに治癒魔法を掛けるから。(たえ)なる響き、光となれ、癒しの円のその内に、鋼の守りを与えたまえ」

――ラウンドガーダー・エクステンド――

知らず顔を伏せていると、ユーノ君は私の怪我を治すために魔法を使いながら、何故ここに居るのか教えてくれた。フェイトちゃんとルシル君の裁判が終わって、私とシャルちゃんにその事を教えるために連絡しようとしたけど通信は繋がらず、そのうえ広域結界が出来ていたからこうして慌てて来てくれた、ということだった。

「そっか、ごめんね、ユーノ君。ありがとう」

私は助けに来てくれたことへのお礼を言う。でも今の私には1つ気になることがある。

「あの、ユーノ君。アルフさんとルシル君が居ないみたいなんだけど・・・?」

私のところに来てくれたのはフェイトちゃんとユーノ君の2人。アルフさんとルシル君ならフェイトちゃんと一緒に行動していると思ったんだけど。私の疑問にユーノ君は治癒魔法を続けながら答えてくれた。

「アルフは外に居るよ。ルシルはシャルの方へ向かったんだ。シャルもなのはみたいに襲われているみたいだったし」

「え? そんなっ、シャルちゃんは無事なの!?」
 
まさかシャルちゃんも誰かに襲われていたなんて。でもそうだよね、結界が張られたんだったらシャルちゃんだって気付くはず。そうした
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