暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep2守護騎士ヴォルケンリッター〜Belkan Ritter〜
[9/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
?』

『そうなのかい!? だったら早く助けてくれてもいいじゃないか!』

フェイトとアルフは、俺の行動にショックを受けてしまったようだ。だが今はとにかくあの連中の対処をする方が先だ。あとでいくらでも文句を聞こう。

『それに関してはあとで説明するから。今は新手の方をお願いしたい、頼む』

『・・・あとでちゃんと聞かせてね、ルシル』

『はぁ、あいよ。新手ってどんな奴なんだい?』

なんとか言うことを聞いてくれるみたいで助かった。俺はフェイトとアルフに新手の説明を終え、赤い子供の方へと向かう。

†††Sideルシリオン⇒シャルロッテ†††

ルシルからリンクを通して戦闘開始の合図を受けた。そうと決まれば、あの剣士と戦うまでのことだ。というより戦いたい。

「さて、行ってくるね。なのはとユーノはここでちゃんと待っててね」

「シャルちゃん。その、気を付けてね」

「危なくなったら僕も加勢しに行くから」

――真紅の片翼(アインス・ルビーン・フリューゲル)――

私は2人の声を背に聞きながら飛翔術式を発動して、背中から真紅の片翼を展開、あの剣士の元へと飛び立った。私は剣士との距離を詰め、“トロイメライ”を向けて戦闘の引継ぎを告げる。

「ここからは私が請け負います。フェイト。ルシルに言われた通りにお願い」

「・・・判った。気を付けてシャル」

「白い騎士甲冑、蒼い刀剣型のアームドデバイス。そうか。お前がザフィーラの言っていた騎士か」

フェイトはアルフと合流して、ザフィーラとの戦闘に入るのを私は確認した。それにしてもザフィーラの様子からして、私の砲撃があまり効いていなかったみたいだ。ううん、それとも回復した、か。もしかすると治癒を行える味方が居るのかもしれない。

「ザフィーラには逃げられたけど、あなたは逃がさないのでそのつもりで」

“トロイメライ”を構え、いつでも戦闘に移れるようにする。それを見た剣士もデバイスを構え、「ほう。幼い外見では考えられなほどに美しい構えだな」って私を称えたあと、名乗りを上げた。

「守護騎士ヴォルケンリッターが将シグナム。そして我が剣レヴァンティンだ」

「シュテルンリッターが第五騎士、シャルロッテ・フライハイト。愛剣トロイメライ」

静かに対峙して互いを見据える。やばい、すごく楽しみで仕方がない。なのははロングレンジの砲撃系、ルシルは一応オールラウンドだけど、正確に言えばロングだ。唯一のクロスはフェイトだけど、こう言ったらなんだけど私の相手には全然足らない。だからこそ、このシグナムと名乗った騎士との決闘には心が躍る。
 
「フライハイトにトロイメライか。お前もベルカの騎士なのか?」

「いいえ、この世界の騎士よ」

私の魔法
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ