暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep2守護騎士ヴォルケンリッター〜Belkan Ritter〜
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シルが学んで組んだ魔法のバリアも、時間が掛かったけど破壊できるほどの、2人のお墨付きを頂いた魔法だ。
「何なんだよ、これぇぇぇッ!?」
次第にヒビが入っていって、ついには破壊されるあの子のバリア。次々と襲い掛かるあまりの予想外の展開に叫ぶ赤い子。私は再度投降を呼びかける。
「もうこれ以上はやっても仕方ないから、大人しく投降してほしいんだ。そして名前と出身世界、そして目的を聞かせて。ちなみにこれが最後の通告になる。受け入れられない場合はこちらも全力で相手をしないといけない」
「上等だっつうの! アイゼン!」
やっぱりダメだったみたい。あの子は“アイゼン”っていう名前らしいハンマー型のデバイスを掲げながら突撃してくる。
「フォトンランサー」
≪Photon Lancer≫
「ファイア!」
行く手を妨害するためにフォントンランサーを5発と放つ。けどあの子は最小限の動きで全弾回避して、さらに速度を上げてきた。
「おらああぁぁぁッ!」
「バルディッシュ!」
≪Scyth slach≫
「はあっ!」
あの子のハンマーによる直接攻撃を回避して、すぐさま魔力刃による直接斬撃でカウンターを仕掛ける。けどあの子もまた回避して、「墜ちろぉぉぉ!」再度ハンマーで私を狙ってきた。それから何度もデバイス通しがぶつかり合い、火花を散らす。見た目なんて当てにならないようなその力強さに多少押されてしまうけど、何とか耐え切っている状態だ。
(それにしてもここまでついて来られるなんて・・・!)
確かにこの子は速いし強い。だけど、私はアースラで何度もルシルを相手に戦ってきた。炎攻め、水攻め、槍攻めetc...そんな冗談じゃない攻撃をたくさん受けてきたんだ。それに比べたら、今の状況ははるかにマシだ。
(ルシルの顔に泥を塗らないためにも、私は・・・負けられない!)
確かに1対1では向こうに分があるけど、私にはアルフが居てくれる。このまま押していけばきっと勝てるはずだ。私は間合いを空けて、“バルディッシュ”をデバイスモードへと変更して、砲撃魔法サンダースマッシャーの発動準備に入る。
≪Thunder Smasher≫
「サンダースマ――えっ!?」
あの子へ砲撃を放とうとした瞬間、目の前に剣を持った女性が現れて「はあっ!」その剣で私を薙いできた。その突然の襲撃に驚きながらも“バルディッシュ”を構えて防御することが出来た。けどその衝撃は、あの赤い子以上に速くて重かった。
「うぁぁあああああ!」
「フェイト!?」
私は耐え切ることが出来ずに弾き飛ばされてしまった。アルフは弾き飛ばされた私を見て心配の声を上げるけど、今の状況でそれはダメだよ。完全に意識が襲撃者じゃなくて
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