暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep2守護騎士ヴォルケンリッター〜Belkan Ritter〜
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っていた当時、私はいつもルシルに辛く当たってた。だからその時には、死ね、話しかけるな、失せろ、消えろ、みたいなことを言ってばかり。まともに口すら利かなかったなぁ。

「あ、ごめん、そうだったね。確かにあれは私とザフィーラだけの戦いだった。ありがとう、ちゃんと見ていてくれて」

私はルシルに怒鳴ったことへの謝罪と、見守っていてくれたことへの感謝を告げる。ルシルは「気にするな」って言って、ザフィーラが向かっていった方向を見据えた。

「さてと再会の挨拶はここまでだ。そのザフィーラという狼を追撃して動機を聞く。その後、フェイト達と合流し、状況によっては加勢する」

「え? すぐに加勢しないの?」

ルシルの発言に疑問を抱き聞き直す。でもすぐには答えてくれず、ルシルは「移動しながら説明する」と言った。

†††Sideシャルロッテ⇒フェイト†††

「バルディッシュ!」

≪Arc Saber≫

「はっ!」

手始めに電撃の魔力刃・アークセイバーを放って先制攻撃。

「アイゼン!」

≪Schwalbe fliegen≫

「おらぁっ!」

あの子も対抗するように4つの球体をハンマーのようなデバイスで叩きつけて撃ってきた。回避に移ると私に向かって軌道を変更したから、誘導操作弾なんだって理解した。だったら・・・。

「障壁!」

≪Panzer hindernis≫

飛来するアークセイバーを、あの子は回避ではなく防御を選択してバリアを発動した。だけどそれは間違った選択だ。アークセイバーは障壁を噛む性質を持ってる。1度食いついたらガリガリ障壁を削る。私はあの子の放った誘導弾を回避しながら、互いに衝突させて自滅するように誘導して処理した。未だにあの子のバリアと拮抗しているアークセイバーを爆破させることを選択。上手くいけばこれで片がつくかもしれない。

「セイバーブラスト!」

≪Saber Blast≫

「っ!? うわあっ!?」

トリガーを詠唱したことでアークセイバーは爆破。その衝撃によってバリアは砕けたものの、「くっそ!」あの子はその速い動きでダメージ判定圏内から離脱した。でも残念。あの子の離脱した先にはアルフが攻撃態勢で待ち構えている。あの子はアルフに背を向けるようにしていたから気付くのに遅れたみたい。

「そらぁぁぁぁ!」

「まだ居たのかっ!? チッ、こぉんのぉぉ!」

≪Panzer hindernis≫

アルフの拳打を、私に使ったバリアで防ぐけどそれもまたミスだ。

「バリアァァ・・・ブレイクゥゥッ!」

アルフが放った拳は、アルフが得意とするバリア生成プログラムに割り込みをかけて破壊するバリアブレイクの一撃。アルフのそれはクロノのバリアも、ル
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