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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第29話 戦友との再会
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入ろうか? 俺に用があってここに呼んだんだろ?』
そう切り出していた。
だが…1つ違和感がある。
(ん……?そういえば御子神の考えが読めんな… 腕が落ちたか?俺。)
そう…読心術がうまく働かないのだ。
まるで、心に壁があるかのようだった。
(でも モカや亜愛やアカーシャ…この学園でも聞けたんだけどな?)
ジャックが不思議がっていると。
御子神は解った様だった。
「…ああ 今、私の体には特殊な術式を書いているからね。そう簡単には 今の私の考えは読めんよ。」
ジャックの考えを読んでそう答えた。
『なるほどな。合点がいった。 なんだ、案外俺のこと警戒してんだ。』
ジャックは 苦笑しながら答えていた。
「いや 警戒じゃなくて考えを簡単に読まれるのはいい気がしないじゃないか。」
(そりゃそうだ 俺も嫌だったし……女神相手だとしても… )
少し昔のことを思い出して納得したようだ。
「……では君に頼みたい事があってな、その前に君が最近人間に悪さをする妖しを止めていることは知ってる。そうする理由はなぜなのかをまず教えてもらえんか?」
御子神は、頼みごとを言う前に最近のジャックの行動の意味を聞いていた。
この学園にまで噂は広がっているようだ。
『……ん?アカーシャに聞いてなかったのか?』
ジャックはそう聞いていた。
だけど、その問いにはいつだって答える。答えれる。
ジャックは窓の外を見ながら話しをしだした。
『…俺は人と妖しは共存できると信じている。結構本気だ。……本音で語り合えるまでに…な。まあ、それは今は不可能だということもよくわかっているよ。人間たち自身、愛も国境自体も隠しているところも多々あるんだ。 だが…まあ、今できる事を少しずつ…な。…焼け石に水だと思うがな。あ…後は人間たちの観察かな?』
ジャック自信の本心を御子神に話をした。
その事をジャックから聞いた御子神は。
「ふふふ やはり…君は頼もしい存在だよ。我々陽海学園の目的も人間達との共存を掲げていてな。まず手始めに 人間社会に溶け込めるように化けるところから入っている。まあ 君の言うように本音で語り合えるようになるのが一番だが そこまで出来るとは思ってはいない。少なくとも今はな。」
今度は自分の目的。学園で学ぶ事、目的を説明した。
この人間の世界で……妖が生きていくにはそれしかないからだ。
「君に頼みたいのは 人間界に入った時 妖しが何か悪さをしていればこの学園に引っ張ってきてくれないか? 完全に更生さすのは無理だと思うができる限りの事はしたい… もちろん街中で見かけたら…程度の感覚でかまわないが?」
ジャックに妖
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