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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第28話 雷の拳
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たその殺気を受けて一気に萎縮してしまう。
身体がまるで動かなくなってしまっていた。
(そ… ば… こ…この私が睨まれただけで…凄まれただけで… びびらされたた?)
そんな事、ありえるわけが…ない!!
と心では叫びを上げるが、中々声が出てこない。
「ふ ふざけるな!こ この私を誰だと思っている!!!」
声が出なかったんだが……、歐龍を突き動かしたのは、これまでの強烈なプライドだった。
≪ 今日まで、自分が支配してきたんだ!この学園最強なんだ!≫
そのプライドから…声だけじゃなく体を動かすことができた。
そして勢いのままに歐龍はジャックに向かって飛び掛った。
…が。
“ヒュンッ…”
「なっ……!!」
目の前にいた筈の男が消えた……。
ジャックは飛び掛ってきた歐龍を回避し、そして懐に一瞬で入っていた。
その間……およそ0,1秒。
――……瞬き厳禁だ。
『…雷神一天(らいじんいってん)』
ジャックは拳に雷を纏わせる。
それは天照神の雷。
自然界の力でも、無敵を誇る雷の力だ。
この相手に喰らわせるのには、気の毒な気もするが……、それほど怒ってるんだろう。
『崩拳(ほうけん)!』
“キュンッ…………”
その拳速は正に雷の如しだった。
“ド ンッ!”
雷速に匹敵するほどのスピード。
そして電撃を纏っている。
その拳が歐龍の鳩尾を貫いた。
衝撃…雷撃は歐龍の体を突きぬけ天井に風穴を開けていた。
「ぎああああああああああああああああ!!」
歐龍は…何が起こったかわかっていない。
ただ… 今まで感じたことの無い痛み…それを感じた。
だが、それも一瞬だった。
……痛いと理解したその直ぐ後に意識が飛んだのだから。
……そう、≪水と雷≫自分にとって相性悪いのかは言うまでも無い…
歐龍は、またもや吹き飛び…
体を痙攣させ動かなくなった。
『……外の世界を知ったうえで得意げな口を出すんだな。 ……水トカゲのぼーや。』
完全に痛みと麻痺作用で動けなくなった歐龍に忠告を出しその場を離れていった。
そしてその後。
【公安本部】
「そんな!!歐龍様が!!」
「そんな馬鹿な!!」
「あ…あの男……い…いったい…!!」
ジャックが出て行った後 な
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