七話
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後
フロンティアでの戦いが終わり、ステージに降りると、シェリルとランカが、死力を尽くして歌ったため、へたり込んでいた。
しかし、バリーには今から告げなければいけない内容に、顔をこわばらせていた。
「アルト!バリー!どうだった?アタシのライブ!」
「どうもこうもあるか!無茶しやがって!ランカちゃんもランカちゃんだ!せっかくアルトがピックアップしたのに!アルト!お前は後で説教だ!」
そうまくしたてると、シュンとするランカとアルト。完全にふてくされるシェリル。別の意味で顔がこわばってしまう。
「それより!ギャラクシーは!」
これが言わなければいけないこと…そう…ギャラクシーの安否は、先ほどキャシーグラスから、通信で来ていた。
「それがな…」
口ごもるバリーに、シェリルがすがる。
「もったいぶらないで教えなさいよ!」
銀河のトップスターといえど、まだ二十歳にもなっていない少女だ…
大人としてはつらい…だが、伝えなくては…
シェリルに、ギャラクシーの壊滅を告げた。
それが何を示すのか、アルトやランカにも伝わったようで、その場が一瞬にして凍り付く。
「嘘でしょ?ギャラクシーが…」
「本当だ…ピクシー小隊と、新統合軍で、救援活動はしたみたいだが、バトルギャラクシーは大破、他の船も、壊滅したそうだ…」
ステージでの凛々しいシェリルからは想像できないほど、子供のように泣くシェリルは、アルトどころか、バリーすら見たこと無い。
うっすらと、バリーの目頭に光るものがあったのは、見て見ぬ振りだ。
SMSロビー
「それで、シェリルは当分こっちにいるみたいだな…」
「帰るところがなければ当然だろ…」
訓練の中休みに、ロビーにて話すミシェルとアルト。
それを聞きながら端末をいじるルカ。
もはやおなじみの光景だ。
テレビでは、シェリルの被災地慰問公演の内容を伝えてる。
「しかし、さすが銀河の妖精ってところか?あんなことがあっても、歌い続けられるなんて…」
ランカも手伝って、精力的に被災地を訪れては慰問公演を行うシェリル。
悲しさを消すかのように、歌い続ける彼女を人は銀河の妖精とたたえる。
美星学園
そんな中でも、学生は勉強をしなければならない。学生の本分は勉学だからだ。
バリー先生も板に付いたものだ。
「はい!今日は、皆に転校生を紹介しよう!」
朝の朝礼で、転校生が来るとは聞いていたが…ギャラクシーの生き残りか?何隻かは生き残ったらしいから…
教室がにわかにざわつく。
「ハーイアタシはシェリル!よろしくね!」
なんとまぁ…フロンティア1、
[8]前話 [1]次 最後
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ