暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
2nd Episode:
夜天の主と雲の騎士
Ep1冬空に来たるは襲撃者〜Reunion〜
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†††Sideなのは†††
時刻は早朝。私とシャルちゃんは今、海鳴臨海公園内にある丘の休憩所近くの広場で、2人きりで魔法の練習をしてる。私の魔法の先生でもあるユーノ君は残念だけどこの場には居ない。クロノ君に呼ばれてアースラへ行っちゃったから。なんでも結界要員としての招集だっていう話。にゃはは、確かにユーノ君の結界は強いから。
「それじゃあ、シャルちゃん。いつものシュートコントロールで終わろっか」
「了解。それじゃ私から行くよ。ロイヒテン・プファイル」
シャルちゃんが空き缶を放り投げ、自分の周囲に作り出した真紅の魔力弾・・・というよりは矢尻の形をした魔力矢1発で、空き缶を空に打ち上げる。今度は私が空き缶へ「ディバインシューター、シュート!」を撃って、その空き缶をまた空高く打ち上げる。
「よしっ。
追撃せよ
(
フェアフォルグンク
)
」
シャルちゃんが魔力矢を操作して、空き缶をさらに打ち上げる。
「なのはっ♪」
「うんっ♪ シューット♪」
魔力弾1発だけで空き缶を200回打ち上げるという訓練方法だ。もともとはシャルちゃんが覚えたばかりで慣れない射撃魔法の正確性を高めるために始めたことなんだけど、これがなかなか難しいんだ。最初は2人でよく頭に落ちてきた空き缶の痛みに悶えていたけど、今はそんなことはない。
「これでラスト!」
200回に到達したから、私は空き缶をゴミ箱に入れるためにシューターを操作したんだけど、残念ながら空き缶はゴミ箱の縁に当たって弾かれちゃった。む〜、残念。
「あ〜惜しい。もう少しだったね、なのは」
シャルちゃんがゴミ箱に駆け寄って、落ちた空き缶をゴミ箱に入れながらそう言ってくれた。
「うん。でもシャルちゃんもこの半年ですごく上手になったよね。初めの頃は、シャルちゃんの誘導操作の軌道といったらすごかったもん」
あれは本当に酷かった。あっちへフラフラ、こっちへフラフラとして怖かった。最後にはシャルちゃんへ向かって行って自爆していたことが多かったし。あれは笑ったなぁ。
「む、仕方ないじゃない。あんなこと今までしたことなかったんだから。やっていたのは術式をキルシュブリューテに乗せて撃つ、っていうものだったし」
シャルちゃんは頬を膨らませながら、両手を腰に当てて拗ねちゃった。初めて会った時は、大人びていてクールでカッコいいって感じの印象だったシャルちゃん。だけど今は子供っぽい感じに変わっちゃった。私は今の方が親しみを感じるからこのままで良いと思ってる。だって可愛いんだもん、今のシャルちゃん。
「にゃはは♪ ごめんごめん。もう朝ご飯の時間だから帰ろっか」
「もうそんな時間か〜。そうね、お腹も空いたし。うんっ、すぐ帰ろう」
私たちは家へ続く帰路にへ
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