暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
2nd Episode:
夜天の主と雲の騎士
Ep1冬空に来たるは襲撃者〜Reunion〜
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ビーン・フリューゲルを出す。

≪Eins Rubin Fl?gel≫

背中から魔力翼を展開して私は空高く飛び、ザフィーラの向かった方向を目指そうとした。だけど上がった直後、私の背後に気配がした。だから振り向きざまに“トロイメライ”の剣先を背後の相手へと向ける。
そこに居たのは・・・・

†††Sideシャルロッテ⇒なのは†††

あの子の一撃で向かいのビルまで吹き飛ばされた私は、その部屋の中で咽ていた。だけどそんなことはお構いなし、という風にあの子がまた突撃を仕掛けてきた。

≪Protection≫

“レイジングハート”は私を守るためにプロテクションを張ってくれた。なんとか拮抗しているけど・・・

――ラケーテンハンマー――

「ぶち貫けぇぇぇッ!」

≪Jawohl≫

プロテクションを少しずつだけど貫けてきて、最後は完全に破壊されていまった。また吹き飛ばされてしまう私。もしかして今日はそういう日なのかもしれない。痛みで意識が朦朧とする中、あの子が近付いてくるのが判ったから、力を振り絞ってボロボロになってしまっている“レイジングハート”をあの子へと向ける。でもどうすることも出来ないことは、自分が1番判ってる。

「こいつで終わりだ」

あの子が私に向けてハンマーのようなデバイスを振り上げる。

(こんなので終わり? イヤだ、シャルちゃん、ユーノ君、クロノ君、ルシル君・・・)

私はみんなの心の中で名前を呼ぶ。このままお別れだなんて絶対にイヤだよ。前に言ってくれたよね。だから私は呼ぶよ、あなたの名前を・・・。

(フェイトちゃん!)

振り降ろされたあの子のデバイスは、私に当たることはなかった。恐る恐る目を開けてみる。

「ごめん、なのは。遅くなった」

「ユ、ユーノ君・・・?」

私の側にはユーノ君。そして私を庇うように立って、あの子のデバイスを受け止めているのは、やっぱり「フェイトちゃん・・・!」だ。マントをはためかせて、“バルディッシュを構えているフェイトちゃん。

「チッ、仲間か?」

赤い子がそう不機嫌丸出しに聞いて、フェイトちゃんから距離を取る。

≪Scythe Form≫

それを聞いたフェイトちゃんは一言告げる。それは私にとってとても大切で嬉しい一言。


「友達だ」


・―・―・シャルシル先生の魔法術講座・―・―・


シャル
「やっほーっ♪ この、シャル先生の魔術講座改めシャルシル先生の魔法術講座の先生、シャルだよ♪ えっと、今回は残念ながらなのはとユーノは居ないの。ごめんね〜」

ルシル
「だからと言って、どうして俺を無理やり引っ張ってくるのか意味が解からない。そもそも何だ、シャルシル先生の魔法術講座、とは
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